ありえない。マジ顔であなたの息子って「チェンジリング」

本当にあったお話

時は1930年台前後のアメリカであった本当にあった話を題材にした作品。

女手ひとつで子供を育てる母子家族に起きた悲劇。これから二人で映画を見に行く予定だったのに会社からの急な出社要請を断りきれず、子供を家において仕事に向かうママ。

これを最後に息子と一生会えない日々を過ごすこととになるとは・・・・

時計の針が戻せるならとママは自戒の念で残りの人生を生きたことでしょう。

チェンジリング

喜びが一瞬にして地獄へ

仕事が戻り、家は真っ暗。子供の名前を呼んでも一向に出てくる気配を感じず、急ぎ警察に電話をするも、夜中は仕事をしていないとか、明日になれば帰ってくるので心配しないでとありえない対応。

仕方なく翌日まで待っていたものの子供を帰ってこず捜索願いを出すことにしました。

しばらくすると警察からお子様発見の朗報が。

マスコミもこの失踪事件を追っていたので、この感動の再会シーンには報道カメラマンも多数おしかけていたのです。

息子を連れた列車がホームにつき、今まさらに我が息子が降りてくる瞬間を喜びいっぱいで迎えていたのに、降りてきたのは全くの別人。

喜びから一転して地獄へ。警察に私の子供でないと言っても、マスコミが多く来ているので恥をかかすなと、その場はうまく取り繕うことを指示する始末。

警察の面子もあるので、ママは渋々我が子のの再会を演じるわけですが、どうしても納得が行かず、後日正面切って私の子供ではないと警察に主張し、再捜索をお願いしたのです。

チェンジリング

精神病の一言で片付けられる怖さ

ところが警察の反応は、我が子がすり替わるなどありえないの一点張りで、精神的に病んでいると勝手に決めつけて、強制病棟に送還。

まるで牢獄のような施設に奥さんを監禁します。

正論を言っているのに、全く間違っていることを認めず、逆にあなたの方が精神的におかしいと主張する。これは明らかにコントにしか見えず、これがまかり通ってしまう時代に怖さを感じました。

チェンジリング

とんでもない悪党にとっ捕まったよ

その後、牧師さんや敏腕弁護士のおかげで、この病棟から開放されることになりましたが、何と何と実の息子が連続誘拐犯に捕まっていたことが発覚。

これで警察が嘘を貫き通していたことが白日の下に晒され、奥さんの正当性が広く認められたました。

が、生きていると信じていた息子が、よりにもよって極悪犯の餌食になっていたことにショックを隠せず、最初こそ深く落ち込みましたが遺体が発見されなかったことで息子は生きていると信じ続けるのでした。

チェンジリング

それでも信じる母の強さ

この事件の犯人は死刑となり、それから数年後に誘拐された子供の一人が発見されます。

その子供の証言いわく、一緒に逃げた中のひとりに息子がいたことを知り、さらに息子が生きていることを強く信じるようになったのです。

この作品の主人公は生涯をかけて息子を探していたということで、グッとくるものがありました。