第二次世界大戦の勝利の影に
第二次世界大戦中のノルマンディ上陸作戦を題材にした作品がいくつか見てきましたが、そのほとんどは米国軍を中心にしたもの。
本作品の主役はイギリスが中心となっており、また違った角度で本作戦を知ることができ大変勉強になりました
イギリス軍のボスチャーチル。作戦決行が既に決まっているのにもまさかの作戦中止を訴え、さらにはこの作戦は私が作り直すとまで主張し、連合国軍内でのドタバタには結果は知っているだけに、ちょいとイラッとして見てしまいました。
会社で言えば、上司からの直前のちゃぶ台返しを喰らうようなもの。
アイゼンハワーも相当イラッとしたことでしょう。
チャーチルってまともな人
チャーチルの主張は、多くの国民の命を奪う作戦には賛同しかねるというもの。
というのも、第一次世界大戦で自分の判断ミスにより多くの兵士を死なせてしまった。その自責の念からノルマンディ上陸作戦に反対したわけです。
もっと熟考を重ねれば、損害を最小限に抑えられるプランがあるのではと。
これまでの僕のチャーチル像はどちらかと言うと好戦派。ヒトラーに屈するものかと歯を食いしばり、国民一丸となって戦うぞという前のめりの人というイメージが強かったですが、実際の所は全く真逆だったんですね。
平社員に怒鳴り散らすとは・・・
とは言え、決行1週間を切るタイミングで中止することなどまずできない。
現場を指揮する部隊長からキッパリとノーを突きつけられ、アイゼンハワーからもきっぱりと断られほぼほぼ四面楚歌状態。
全く聞き入れてもらえないフラストレーションのせいか、最愛の妻とも喧嘩が絶えず、タイプライターのスタッフにも些細なミスで怒鳴ったり。
精神的にかなり追い詰められていきました。
一人の女性の心の叫びが歴史を変える?
ノルマンディ上陸作戦決行前夜、スピーチが翌日に迫る中、未だ悶々としているチャーチル。
原稿を作るため、タイプライターと元帥は自宅まで押し寄せ何とか原稿づくりを進めるよう説得。
けど、本人の口から出る内容は作戦が失敗して多くの国民の命が奪われれるといった後ろ向きなコメントばかり。
それをそばで聞いていたタイプライターの女性が一言。「その後ろ向き発言やめてくださる」とばっさり。
というのも、彼女フィアンセもこの作戦に参加しており、生きて帰ってくるを家族も含めて信じている。
なのに国を代表するあなたがそんな弱気でどうするの?と僕には聞こえました。
この一言で目を覚ましたチャーチルは、国民を心を奮い立たせるスピーチを翌日行い、作戦に参加した多くの兵士、そして国民を勇気づけたのでした。