冴えないニートがハッカーとは
職にもつかず毎日自宅のパソコンとスマホに向かって怠惰な生活を送る若者。
が、ITリテラシーは超人的。あるハッカーの世界一を決める大会で見事優勝するなど、その腕前は世界NO.1と言ってもいいでしょう。
ならば、世界中から行くて数多で、年収数億円なんてオファーがあってもおかしくないのに、なぜかプー太郎。
もの凄い才能を持ちながらも、それに気づかずニート生活を満喫している所に共感を覚えました。
謎のハッカー集団という設定
とは言え、そんな優秀なハッカーを野放しにするはずはなく、ある謎のハッカー集団からオファーが届きます。
とあるIT企業が近々発表する新商品OSを発表日当日にハッキングして、会場で説明できなくするというもの。
この高難度のミッションにニート君は半ば強引に誘われ、渋々受け入れることに。
その手法たるや、企業内に潜入して、二人がかりでハッキングするというもの。厳しい警備をすり抜けて、プレゼンテーション中にハッキングに成功。
動揺するその企業に対し、元に戻して欲しかったら、数百億円払えとのこと。
このように脅迫した資金が、彼らハッカーの収入源であることを知りました。
ハッキングって怖っと思う数々のシーン
こうして謎のハッカー集団は大金を手にして、かつこの企業の乗っ取りのにも成功。
この謎のハッカー集団のボス、山Pは一夜にして大企業のCEO、そして数百億円の大金を手にすることができたのです。
が、山Pの野望はこれにとどまらず、最終ゴールはユーロの暴落。とてつもない計画を実行しようとしていたのです。
そのやり口が凄い。飛行機の通信系をハッキングさせて機体を露頭に迷わせちゃうというのだから、恐ろしいの何のって・・・
そこはかとなく漂う安っぽさ
とまぁ、ここまでのストーリーを振り返ると本当に面白い映画だなということに気付かされます。
惜しむらくは映像の質、セットのリアリティ感、俳優の演技力がもう少し質の高いものであれば、より一層没入できる作品だった気がします。
アクションはいらないんじゃん
あとは香港映画なのか、カンフー的なアクションシーンが数多く登場しますが、ハッキングのお話の中にアクションはどうも違和感ありあり。
恋愛、アクション、サスペンスとごっちゃまぜにしたのはちょっといただけないかなと。
これらがクリアされれば十分楽しめる作品だと思いました。
それにしても山Pの英語の発音は素人ながら、うまいなと思いました。中国進出に向けて相当な訓練を重ねたのでしょう。すばらしい