ミイラ取りがミイラになっちゃた「ダンス・ウィズ・ウルブズ」

ダンス・ウィズ・ウルブズハリウッド

ミュージカル系の作品と思ったら大間違い

アカデミー賞受賞作なのに見る機会が全くなかった本作品。作品タイトルのダンスにどこかひっかるところがあり、ミュージカル系の作品はちょっと・・・ということでしばらく敬遠していました。

そんな先入観で見たものだから、冒頭の戦場らしきシーンがイマイチピンと来ませんでした。

とは言え、とにかく開始から30分までは我慢。どう話が転ぶかわからない。で、彼が未開拓の地に赴任というシーンの中からズルズルと引き込まれていき、あっとゆう間の3時間と感じる位、楽しませてもらいました。

ダンス・ウィズ・ウルブズ

未確認生物との遭遇

南北戦争の真っ最中の中、彼が赴任したのはまだインディアンが生存しているという未開の地

前の担当者が拠点にしていた基地に訪れるともぬけの殻状態。白骨化した動物の死骸もあり、怖さ満点。

いつインディアンが襲ってくるかもわからないという超ハラハラ・ドキドキの中で毎日を過ごすことになったのです。

で、お目当てのインディアンが自らしかも単騎でベース基地に侵入。馬を盗ものしたものだから、素っ裸で怒鳴りつけたら一目散に逃げるインディアン。

ちょっとだけ胸をなでおろしたものの、自分の存在はインディアンに知ることとなり、恐れから早かれ彼らに襲撃されることは目に見えている。ので、自らインディアンの集落に訪れて友好関係を結ぼうことを決めました。

白人とインディアンの長きにわたる抗争があったものだから、命を取られてもおかしくない状況。死を覚悟でインディアンと接触してみたら、意外や意外、物分りの良いボスのおかげで、殺されれずにすみ、互いの交流が始まりました。

ダンス・ウィズ・ウルブズ

頼もしい白人女性の存在

言葉が通じないけど、ジェスチャーでコミュニケーションを取る両者。これって海外旅行を経験した人にはわかると思いますが、英語が全く通じなくてもジェスチャーで何とか話が通じるもの。

コミュニケーションが深まれば、警戒心も徐々に薄れていき有効な関係を結びやすくなります。

しかもインディアンの社会の中には白人がいて、彼女が通訳することでグッとお互いの距離が縮むことに成功。

当初は、インディアンの生態調べてで基地に赴任しましたが、日が経つにつれて、彼のインディアン化がどんどん高まっていき、それにつられて小さい子供から老人まで彼を慕うようになっていきました。

ダンス・ウィズ・ウルブズ

どうなる最後の回収は?

この主人公、しまいにはインディアンの集簇同士の争いごとにも参戦し、大きな戦功を上げるなどインディアン達にとっても欠くことのできない存在となっていきます。

とは言え、アメリカ軍はインディアン達と対立している最中。このままインディアンとして生きていくのか、はたまた軍に戻って彼らとの和平を実現させていくのか。最後まで見どころ満点でした。

ダンス・ウィズ・ウルブズ

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