そもそもは住所の書き間違い
アクションスター希望の3人組。カンフーの腕前はジャッキー・チェンばり。だけど受けるオーディション、受けるオーディション全てに落ちまくり。俺たち役者に向いていないかもと激しく落ち込んでいた所に、ほぼ指名の仕事が舞い込みます。
んで、会場に訪れたら椅子に縛り付けられた女性に、その女性に銃を向ける強面の集団。
最初は、何かの撮影中かと思いましたが、どこか様子がおかしい。会場を間違えたと思った時には、時すでに遅し。彼らも強面のお兄さん達の囚われの身となってしまったのです。
とんでもないミッション授かる
この強面の集団は、街ではちょっとした有名なギャング集団。で、人質となっているのが抗争相手のボスの嫁。
この抗争相手のギャング集団は、ある意味この国を牛耳ると言ってもいいくらいの巨大組織。政治家、警察の弱みを握り、自分達に危険が及べば、スキャンダラスネタを世間に晒すぞと脅し、組織を大きくしていった訳です。
その宝の山に気づいたのが抗争相手の弱小ギャング集団。嫁から、そのお宝の在処を聞き出そうと、ソフトな拷問をしていた所に、彼らが誤って訪問してしまった訳です。
本来ならその場で命を奪われる所でしたが、その宝の在処の発掘に彼らを起用することに。
そのお宝とは、街の4箇所に、その場所のヒントとなるキーワードが設置され、順をたどっていくと、宝を発見できるという、とんでもなく手の込んだ隠し方をしていました。
行く先々で戦い
最小に訪れたのが、怖い人が巣食うカフェ。その店内に飾られている刀剣にキーワードが記されているとのことで、早速訪れる訳ですが、身の知らない3人組が訪れ、一悶着。が、そこはジャッキー・チェンばりのカンフーで、バタバタと相手を倒し、何とか刀剣をダッシュ。次なる場所は、キャバクラ。ここではとてつもなく強い女性格闘家を相手に、キーワードを無事ダッシュします。
てな具合に、行先々で、乱闘を起こして、で、キーワードを獲得し、最後のお宝に至るというのが途中から見えてきて、ちょっと停止ボタンに手を伸ばしそうになりました。
それを止めてくれたのも、後半の大どんでん返しの連続です。ラスト30分で目まぐるしく話が代わってきます。
そこが大きなハイライトと言えます。
B級映画トーンがもったいない
話の展開は非常に面白いものの、コメディタッチで描かれているのがもっったいない気がしました。
行く先々も乱闘ではなく、もっと違う形でのミッション成功であれば話の広がりも出てよかったのになと。