神の手を持つ名医だったのに
カテーテルをうまく使いこなし、超絶の技で病に苦しむ多くの患者さんを助けてしまうお医者さん。そんな人達を神の手と言って称賛する記事をよく目にします。
今回紹介する作品の主人公もまさしくそう。誰もが諦めていた脳死の患者。ドナー登録をしようとする医師を静止し、延髄に刺さった銃弾をいとも簡単に抜き取り、再び息を吹き替えさせることに成功。
そんな彼を襲った悲劇の交通事故。土砂降りの中、クルマを滑らせ崖下へ。まず生きて帰ることはないような事故で奇跡的に助かったものの、彼の10本の指は全く動かなくなり、命と引き替えに神の手を失ってしまったのです。
東洋医学に一縷の望み
自分の勤める病院では、この10本の指を再び元に戻すことは無理と早々に悟り、自分自身でお医者さん探しを進めます。
人づてに聞いた話で、車椅子を余儀なくされたある男性が、東洋医学により脚が動くようになり、今ではバスケットをする位に回復。これだと思い、彼は早速、その治療を行ったというお医者さんに会うため、カトマンズへ飛びました。
お医者さんかと思いきや魔法使い
その病院にたどり着き、お医者さんと面会。丸坊主の女性で、不思議な力を持つ彼女。手品かと思いきやそうでもない。両手を身体の前でクルクル回して、魔法陣を出現させ、しかもそれを投げつけるというもの。
最初は驚きを隠せなかった彼も、彼女が魔術使いのボスであることを知り、再び使える指を取り戻すため、自身も魔法使いの道を歩むことを決心。
厳しい修行が始まったのです。
何気に才能あるじゃん
実際に修行をしてみると、飲み込みが早いのか、グングンと魔術のレベルが日増しに上がっているのが目に見えて分かるほと。
神の手を持つと言われるだけあって、どこか一般人とは違う何かを持っていたのでしょう。
まるでスターウォーズ
この魔術学校には、女性ボスが片腕とも言える才能ある弟子がいました。が、彼はより強さを求めたのか、女性ボスの元を去り、ダークサイドへ。地球征服を狙うワルモノへと変心してしまったのです。
これってスターウォーズで言う所のジェダイじゃんと思いましたが・・・
とにか黒魔術を手にすると、従来よりも飛躍的に魔法レベルが上がるようで、これを良き方向へ使えば良いのですが、彼の場合、黒魔術に心まで乗っ取られたようでして・・・・
ルーキー対ダークサイド魔術師
かくして、元医者のルーキー魔術師とダークサイド魔術師の一騎打ちが勃発します。勝敗の行方はどちらに。そして地球の平和は守られるのか。ぜひご覧ください。