先生という立場なのに・・・
主人公は大学の教授らしき男性。娘2人を持ち幸せを絵に描いたような家族。
なのに、そんな先生が不倫してしまうなんて・・・
予兆は確かにありました。冷え冷えとした夫婦関係。子育てに追われ、奥さんも仕事をし始め、愛情よりも家族としてしか見れなかったのかも。
毎晩の夜の営みもどこか義務的。主人公は疲れていました。
気持ちが徐々に彼女へ
そんな心の隙間がビュービューの中に出会ったのが不倫相手の生徒。
「私先生の事が好きです」的なビームも常に当てられれば、そりゃー先生もタジタジ
待ち伏せていたかのように、先生行きつけのバーに現れるし、帰ろうとすればムリヤリタクシーの中に乗り込んでくるし・・・
奥さんとの関係が良好であればピシャリと断るだろうけど、徐々に先生たるもの不倫はダメよの倫理観が氷解していきます。
人は最初は強烈に拒否反応を示していても、時間をかけて小出しに攻めると心を開いていくんだなとこの作品を見て思いました。
ホレてまうやろ
生徒に対しても、先生であり、妻子を持つ身として君とはお付き合いできないなんて公言していたのに、何故か彼女のお家を訪問。
まぁソフィ・デマレのあの大きな瞳で見つめられていたら、魔が差すのはわかります。
ソファーで並んで横に座り、お湯が沸騰していたので席を立つ生徒。が、いきなりその手を握り再びソファーに座らせ・・・。結局、先生は猛獣と化し、超えていけない線を自ら超えてしまいます。
枯れていたのは嘘のように・・・
夜の夫婦生活はしているだけに、先生も歳の割にはお盛んのようで、学校帰りに、休みの日に彼女の自宅を訪ねたり、たまにシティホテルを使ったりと、よくもまぁ、その歳で体力が持つなという位に頻繁に彼女と情事を繰り返します。
彼女の時たま見せる冷たい態度や、彼を避ける態度に悩み狂う先生。
あんな分別のある真面目な先生はどこ行ったの?という位。若い女の魔力というのは、おっさんにとってはかなり身体に毒だと感じました。
火遊びが大やけど
結局、この不倫奥さんも知ることとなり、娘を連れて実家へ?。
加えて、不倫相手の生徒は、突如として大学を自主退学。先生の前から姿を消してしまいます。
全てを失い路上に座り込み、泣き叫ぶ先生。
身から出た錆でしょ。反省しなさないと誰もが突っ込むでしょう、この終わり方は。