今なお残る白人至上主義
お付き合いをしていれば両親との挨拶は避けて通れないイベント。
ましてや黒人と白人のカップルともなるとハードルがより高くなる。そんなシーンが描かれ未だに差別問題は残っているんだなと知りました。
とは言うものの、本作品では両親はオバマ大統領の熱烈支持者であり、黒人を差別するなど微塵もない。むしろ大歓迎。が、この大歓迎が後に彼にとんんでもない災難がふりかかろうとは、この時点では全く予想できなかったことでしょう。
ごくごくありふれたあったかファミリーだけど・・・。
彼女の言った通り、家族全員暖かく彼を迎い入れてくれます。
娘のラブラブっぷりのエピソードも顔をしかめる様子もなく、もっとちょうだいというスタンス
こうして両親との挨拶も心配したの馬鹿らしくなる位にスムーズに終わりました。
が、ちょっとした違和感も。それがお手伝いさんが全て黒人
彼女のお父さんいわく、彼らの親の世代からのつきあいであり、職になかなかつけないということでウチに雇っているとのこと。
とは言え、彼らの表情はどこか機械的でどこか訳ありの様子。
次第に彼の中で、彼女の家族に対する不信感がどんどんを大きくなっていくのでした。
巧妙すぎるあなたの味方は私だけ
家族主催による友人、知人を招いたパーティを控えた前日、白人ばかりの出席者で、嫌ならパーティに参加しなくてもいいと助け船を出してくれたり、弟の彼に対する失礼な言動に対し、怒り出したり、何かにつけ彼を守ろうと必死な彼女。
最初こをいい娘だなと思いましたが、後に化けの皮が剥がれます。
平たく言えば、彼女もパーティに参加した連中や弟と同じ考えの持ち主だったということ。
これには彼も、そして僕もまんまとはめられてしまいました。
黒人拉致家族
この家族の本当の正体は黒人拉致家族。
家族で働く黒人もこれ全て拉致された人達。ある催眠術をかけてマインドコントロールをして人格を奪ってしまうというもの。
被害者はこの2人だけに限らず、彼女がこれまでおつきあした黒人男性の写真を見る限りゆうに10人超え
正体がバレてしまった家族は、彼を地下室に拉致して、ある計画の実行に移ります。
その計画とは白人男性と彼の脳みそを付け変えるというもの。
地下には手術室も完備され、日夜拉致した黒人の人体実験が進められていたのです。
爽快なクライマックスだったけど
地下室でも延々に続くマインドコントロール。スープンでコーヒーをかき混ぜる音を合図に催眠術にかかり、あとは彼らの意のままに。
これをある手段を使って回避した彼は催眠術にかかったフリをして、この家から見事脱出。
その過程で彼を拉致したパパ、ママ、弟を瞬殺。残る彼女も見事仕留めようやく、この奇妙な環境から無事脱出したように見えたのですが・・・
最後の最後に彼女に催眠術をかけられたようないないような、目元がトロンとなっていたのが気になりましたが・・・