ギリシャ神話の英雄
ローマ帝国よりもはるか昔のギリシャ神話のお話。ゼウス、ポセイドンなどの12の神々によるお話で、ギリシャ人の一般教養とも呼ばれ、歴史教科のひとつとされれいます。
で、この作品で扱われているのが、12の神々ではなくて、その他の神々として扱われているヘラクレスのお話。
出生から神がかっているよ
父親はギリシャからエジプトまで広範な地域を支配する王様。こいつがかなりの暴君で、嫁さんとしてはそれが心配の種。殺戮を好まない嫁としては戦のない世界を願っているのに、全く聞く耳をもってくれません。
嫁さんは一大決心をして、巫女に夫をどうにかしてくれと懇願。で、巫女の取った行動が圧巻。夫に説教するのではなく嫁さんのお腹にゼウスとの子供を宿すというもの。
いきなり話はファンタジィな展開へ。が、夫も嗅覚がするどいというか、俺の子供じゃないとヘラクレスを冷遇。まぁ次男坊ということもありますが、王位継承権のある長男坊を厚遇するわけです。
ある土地の姫君に胸キュン
自分は親父に愛されていないとうすうす感じているヘラクレスも早いもので20歳となり、大人の仲間入り。隣町の一大王国の嫁と相思相愛の関係になり、恋に落ちます。そこは僕達人間と一緒なんだなと。
が、親父としては長男坊の嫁として迎え、両国の発展を願っている。ヘラクレスと姫の関係もうすうす感じていた親父は、ヘラクレスにエジプト出征を厳命。
生きて帰ってこれないような厳しいミッションを与えます。
が、ヘラクレスは愛する姫のため生きてギリシャに帰還し、長男坊との結婚を阻止してやると強い気持ちを持ってエジプトに向います。
奴隷に成り下がるヘラクレス
勢い込んでエジプトに乗り込んだものの、多勢に無勢。あっさりと戦に負けてしまい、捕虜として奴隷市場に売り出される始末。
が、ここからのヘラクレスの頑張りが凄い。愛する姫のため、必ずギリシャに帰る事を胸に誓い、闘剣士として名を馳せます。
で、ギリシャならもっと金になると元締めをそそのかし、何とギリシャへの帰還に成功。
悪政をしく親父に民の怒りも限界
ヘラクレスがギリシャに戻ると、親父の悪政はさらに苛烈となり、市民の間ではいつ暴動が起きてもおかしくない状況。ヘラクレスが帰還したことが自然と広まり、民衆の気持ちは徐々にヘラクレスに集まっていきました。
本来なら親父に弓を引くのはご法度だけれど・・・
機は熟し、ヘラクレスの軍勢と親父の軍勢とのガチンコ対決の日が訪れます。
本来なら親に弓をひくのはご法度。古代中国でも、親を殺めて君主になったとしても民衆はついてこないと言われています。
が、ヘラクレスはゼウスの子なので、あかの他人な訳です。
ファンタジー第二弾発動
自分の中に秘めたパワーが爆発する。誰もが憧れちゃう話ですが、ヘラクレスも怒りがマックスになると秘めたるパワーが発動します。
鉄の鎖を引きちぎるバカチカラと剣が発する軌道ビーム。ファンタジーなシーンが連発します。
最後は親父との一騎打ちのシーン。何故か超人パワーは発動しませんでしたが、それでも何とか親父を倒すことができめでたし、めでたしで終わるはずでしたが、ヘラクレスにとってはつらい結末を迎えることになります。・・・。