JFKとの出会い
ケネディ暗殺は学校の授業で知ったレベルでさほど興味はありませんでしたが、落合信彦の「二〇三九年の真実―ケネディを殺った男たち」を読んでから、グイッグイッと引きこまれていきました。
謎に包まれすぎているこの事件、陰謀説が後をたちませんが、この本もそう。確かCIAがこの事件の黒幕なのでは?といった内容だった気がします。
パークランドの内容はと言えば
特に陰謀説を解明するといった内容でもなく、淡々とドキュメンタリータッチで話が展開するというもの。この襲撃事件に関わったFBI、シークレットサービス、医者、オズワルド家族、映像を撮影した人の事件直後の様子が淡々と描かれています。
結構、雑な扱いだった緊急搬送
オープンカーでパレード途中に襲撃にされたケネディですが、その後どうなったかと言えば、救急車に乗り換えるわけでもなく、そのパレードカーのまま病院に直行。
しかも病院側は受け入れ体制ゼロ。まさか大統領が自分の病院に来るとは予想もつかず、現場もバタバタ。通信が発達していない50年前となると、いたしかありませんが、今考えるとあまりにも雑すぎる感じが否めません。
心拍はあったケネディ
あの生々しい映像を観るに即死かと思いましたが、緊急治療の中では心拍の確認が取れているんです。なので、医療の発達している今なら、もしかしたらですが、ケネディも一命をとりとめることができたのでは?と思いました。
加えて手術室にはケネディの関連スタッフが押し寄せ、そばでは婦人が泣き崩れ、手術室というよりか、待合室といった感じ。全くもって手術する環境ではありませんでした
あの衝撃映像は市民から
あの暗殺の衝撃映像は、テレビ局による撮影ではなく一般市民が8ミリで撮影したものというのにも驚きました。地方遊説となれば、地元メディアが撮影するだろうと思いましたが、当時はまだそういったものが一般化していなかったのでしょう。
オズワルドの母ちゃんもぶっ飛んでいる
息子がどえらいしたことしたのに、息子は身代わりと主張を曲げず、しかもマスコミ各社に追い回され、迷惑だとのたまう母ちゃん。当時は相当奇異に映ったかもしれませんが、あながち嘘ではないような気がしてなりません
オズワルドも暗殺されてしまったことですし・・・
JFK好きなら観ていいかも
暗殺の新事実発覚かとむちゃくちゃ期待していただけに物足りなさはあります。
が、当時の事実をより詳しく知りたいなら観る価値ありです。棺の運び出しのシーンはエッと目を疑うほどでした。