行ってみたい恐竜パーク
動物園、水族館と同じ感覚で、恐竜を見れるテーマパークが本当にあったら、さぞ楽しいだろうなと思わせてくれる内容でした。
敷地面積は東京ドーム数百個レベルでしょうか、広大な森の中に恐竜たちが普通に生活しているのです。
富士サファリパークのようにバスに乗りながら様々な恐竜の暮らしっぷりを楽しめたり、イルカのショーのごとく巨大恐竜魚のジャンピングを楽しめる。けど、危険度はと言えば、他の生き物テーマパークの比ではない。命も落としてしまうのですから。
しっかり警備されているとしても、100%安全とも言えない所に、ちょっと怖さを感じました。
恐竜という名の生物兵器
作品の中で、恐竜を戦争兵器と扱う話が出てきます。
ドロンなど自動操縦兵器が幅をきかせつつある昨今ですが、それでもやはり限界はあるようで。
白兵戦ともなれば、敵味方が入り乱れてしまう。そんな時に調教された恐竜が入れば、戦いも有利に進められます。
敵もまさかの恐竜登場で恐れおののくこの上なし。戦わずして戦場を後にすることも考えられます。
動きは敏捷で、噛みつき、鷲掴み、極めつけの尻尾攻撃。ライフルを構える間もなく倒されてしまうでしょうね。
行き過ぎた兵器開発
そもそも恐竜パークがオープンできたのも科学の進歩のおかげ。
当時の遺伝子を採取して恐竜を現代に蘇らせてしまったのですから。
最初は、この成功に皆大いに感動したことでしょうね。それが人間という生き物は、それが一般化するともっと違う刺激が欲しくなる。てなわけで、実在しないような恐竜を配合によって作り出してしまうのです。
けど、その気持すごくわかります。
ドラクエのモンスターの配合も、より強いもの、強いものと気持ちが高まりますしね。
で、出来上がったのが恐竜というよりも怪物。最強の肉食系、ティラノサウルスをも凌駕する最強の恐竜が生み出スこととなります。
で、こいつが大事件を引き起こすわけですが・・・
生態系の中で俺はどのポジション
恐竜の世界でも、強いものが絶対王者。それは遺伝的に引き継がれているのでしょう。
この恐竜は自分より強いから、とにかく逃げておこうとか。
が、この怪物、檻の中でズッと育ってきたものだから、自分のポジションが把握できていない。遺伝子配合で造られたものだから、遺伝的なヒエラルキー情報を持っていない。
てなわけで、動くもの全てに危害を加えながら、自分のポジションを確かめていく作業に邁進していくのです。
で、こんな恐ろしい怪物を誰が止めるのかが今回の作品の見所でしょう。
人間による近代兵器も役立たずで、万事休す。んな時に、忘れていました、あのお方が現われて、八面六臂の活躍をしてくれます。
ぜひご覧ください。