あらすじ
感染病を題材とした作品。エボラや鳥インフルなどの生物系とは違い、何かメカニカル的な感染病。感染ルートもわからず、感染拡大の予防もできず。加えて対処法もわからない。
感染しようものなら、外に出ると心臓発作をお越し、死に至る全く持って不可解な感染病なのです。
外出できないけど太陽はOK
この感染病、ドラキュラみたいに太陽の光がダメかと思いきや、家にいる限りはOK。太陽が燦燦と降り注いでいる昼時でも屋内に居れば身体的異変はゼロ。健康に過ごせるわけです。
みんな地底人
とにかく作品の中では、全世界でこの感染病が流行し、タイトルのラスト・デイズのごとく街は荒れ果て人っ子一人いない状態。
じゃあ、感染者はどこに消えたかと言えば、皆地下に住居を移したわけです。下水道やら地下鉄、地下街など街中を走るこれらの建物が感染者にとっては好都合の交通インフラになりました。
みんなして地底人になっちゃった訳です
無秩序状態
この感染病で政府も全く介入できない無法状態に陥ることになり、略奪、窃盗、人殺しが横行し、かなりすさんだ世界が描かれています。
地下鉄、下水道と言っても行動範囲は限られていますし、次第に食料不足に陥りる。そうなると市民は自警団を組み、互いに争いを起こす
まさにラスト・デイズ状態
着地点はどうなの
見始めてこれは外したと思いましたが、乗りかけた船から下りるのもしゃくなので最後まで観賞しましたが、感染病映画にしては斬新な終わり方にビックリ
新薬ができて、感染病が治るとか感染源を突き止めるとか、何かしらのハッピィエンドに終わるかと思いきや、この感染病と共に生きていくという所に着地
屋内にいる限り健康そのものですから、生きていくことは問題ない。屋内で生活する習慣に慣れれば、どってことない訳です
なんかモヤモヤ感は残りますけど・・・
人類の進化を予感
エンディングでは、外で過ごしても身体的に何ら問題のない人間が出てきます。彼らは感染者の子ども達。
外に出ても問題ない人類と外に出るとアウトの人類の2つに別れます。これこそが人類の進化だと
二足歩行者も遠い昔は新種と思われたけど、今では、二足歩行が主流になってきてるし、数億年後の人類は、今不可能と思っていることが当たり前の世の中になっているかも。
空を飛べたり、水中でも呼吸できるとか・・・。モヤモヤは残りましたが人間の未知なる可能性を感じた作品でした。