日本で言えば日活ロマンポルノ
アメリカのポルノ映画事情は全く知らないので、日活ロマンポルノになぞって考えてみる。
今回の主演のリンダ・ラブレースが、日本で言うところの美保純。その半生を綴った映画と見れば、なんとなく当時のヒットのイメージがわく。
空前の大ヒット「ディープ・スロート」
リンダ・ラブレースが主演を果たしたディープ・スロートは、空前の大ヒット。美保純で言う所のピンクのカーテンシリーズ。様々な賞を受賞し、本格女優へ羽ばたいていきました。
一方のリンダ・ラブレースは、この作品のヒットをきっかけに苦悩の日々が始まるわけです。
親の一言がきつすぎ
ポルノ女優として一躍、時の人としてテレビにひっぱりだこ。で、彼女が出演するとテレビを消す母。父からはどこで育て方を間違っただろうと電話の向こうで泣かれる始末。
これは、さすがに堪える・・・。
ほぼ奴隷扱いの夫婦生活
そもそもポルノの世界に足を染めたのは夫の借金。自分の妻を売春婦として働かせるのもいかがなものかと思うけど、それにも増して、ひどいのは妻をほぼ奴隷扱いして絶対服従を強いること。
少しでも、自分の意にそぐわなければ、殴る蹴るのフルボッコ。
白馬の騎士の登場
この不幸な暮らしから救って上げたい。と思っていた矢先に白馬の騎士が登場。彼女のDVに気づくや否やすぐさま住まいを用意し、救出作戦に成功。
たった17日間の話なのに。
後にテレビで語ったの彼女の言葉がものすごく印象的でした。ポルノ女優としての期間はわずか17日間。なのに、そのことで後の彼女の人生を苦しめることになったと。
若さゆえの勢いも、時には将来にわたって爪あとを残すこともあるんだなと。