タイトル通りではありますが
とてつもない大嵐に見舞われるパニック映画なんだなと言うことは観る前から予想はつきました。
案の定その通りではありましたがこれが自然現象ではなく、古代エジプトにまつわるある意味、人為的な大嵐という点が面白い所です。
古代エジプトの伝説の話とは
トトメス3世という伝説のエジプト王が領土を拡大の時に使用したという伝説の宝剣。
これが何故か美術館などではなく一般のホテルに展示されているわけですが、こちらの宝剣を大地に刺して、それを抜けるのは勇者だけだよという、思わず俺も、俺もと試したくなるような伝説が残されていたとのです。
それを面白半分で試しちゃったことから大嵐が発動しちゃうわけです。
地面に刺したもののどんなに力を入れても抜けない。3人がかかりでも抜けない。しまいには諦めて放置。が、その数分後には空が不穏な感じとな大嵐が来襲してくるのです。
パニック映画にはつきもの
このやらかしちゃったのが夏休みを利用してラスベガスに遊びにきていた学生グループ。
ナンパにも成功し、同じ女子学生グループをゲット。そんな矢先に空を覆うような砂嵐が起き、急いでホテルに避難しました。
が、大概、この脅威を軽く観てしまう輩が設定上いるわけで、案の定、そんな彼は仲間と一緒に避難せずゲームに興じていると一瞬の内に砂嵐に見舞われジエンド。
一緒に避難したグループも、また1人、また1人。それもどこか無理くり人数を減らしているようにも見えてしまい、若干の興ざめ。
宝剣を抜く術は?
突如出現した巨大砂嵐の原因は宝剣にあるということを突き止め、その作業に彼らは取り掛かります。
それが3種の神器を用意することで宝剣を引き抜けるというもの。一つ目が金塊、二つ目がツボ、3つ目が蛇。
まるでドラクエみたいな話が展開される訳です。
この3種の神器を集める過程でまた一人ひとりと仲間を失っていきます。
砂嵐止む
三種の神器をようやく集め宝剣に添えると、あら不思議、3人がかりでも抜けなかった宝剣があっさりと抜け、ハッピィエンド
かと思いましたが、もう一つ難題をクリアしないということを知り、最後のイベントにとりかかるというわけです。
B級臭が半端ない
こちらの作品、日本であまり話題にならなかったのか、タイトルでググるとわけのわからんロボットの画像が出る始末。
まぁ、それもB級映画と評価されているからでしょう。
映像のクオリティがアメリカのコメディドラマのような色味。加えて俳優陣の演技がどこかコントっぽいというか過剰というか、仲間が次々亡くなるのに悲壮感というものが全く感じられず。
が、エンディングまで観れば面白いだろうと思いましたが、結果は好転せず残念な気持ちでいっぱいになりました。