投資はもっと軽いノリで
株価に関する話題と言えば、日本で言えば報道番組が中心。それも日経平均株価という形で個々の企業にスポット当てたものではありません。
加えて数字の上げ下げに話が終始し、新聞で仕入れた情報以上のものは望めない。
一方、今回の作品に出てくる投資番組は報道というよりもエンタメ系。司会者が歌う、踊る、視聴者を煽る、真面目さ一切なしの振り切りっぷり。
こうゆう番組こそが貯蓄から投資へへを促進させてくれると思うのです。
株投資は怖くて手が出せない。難しすぎて私にはちょっとという大半の方々には、物凄くためになります。
新規公開株の株の値動きを生放送で流すシーンはまるで通信販売の「電話注文只今1000件突破しました」的なノリ。
こう言うの欲しいなと素直に思いました。
とんだトバッチリには要注意
あくまでもエンタメ番組で、多少の誇張は付き物。ある意味、そこは視聴者の良識に任せますというスタンスなのに、中にはいるんです。この番組のせいで、株で大損こいた、どないしてくれるねん。と怒鳴り込む人が。
苦情の電話ならまだしも生放送中に局に乗り込み、銃を片手に司会者ジョージ・クルーニーに金返せと発泡しちゃうんですから。
こんなトバッチリもあるだろうということで、テレビ局側も、なかなかこの手の番組には踏み込めないのでしょう。
しかも、この一連のやりとりは生放送しろと。お恥書かせている司会者を流せと脅迫。
立てこもりもTVショー化
犯人が生放送しろとだだをこねるなら、それに乗っかるしかないとばかりに、このやりとりをコンテンツに仕上げていくディレクター、ジュリア・ロバーツ。
犯人の要求に合わせて、株価の棒グラフを出したり、フロアカメラマンにアングルの指示を出したり、しまいにはインカムで、フロアのジョージ・クルーニーに犯人対してのコメントの指示を飛ばし、緊張感ありながら、冷静に番組として成立させていく様子は筋金入りのプロだなと関心しました。
事件をきっかけに不正が明るみに
なぜ、このような立てこもり事件を起こしたかっていうと、は犯人の男が投資した会社株が大暴落して大損したことが原因。
司会者、ジョージ・クルーニーの鉄板株で暴落することなどありえない。といったものだから、その言葉にのかり、ジョージ・クルーニー許さじとなったわけです。
この会社の言い分はアルゴリズムのバグが起きたもので、今原因を調べているの1点張り。
が、内部調査を進めると意外な事実が発覚。
これにはある意味、ジョージ・クルーニーも被害者じゃんと思った次第です。
まとめ
最後はやるせない感じがジワーっとこみ上げてきました。
チャラ男のジョージ・クルーニーが実は1本筋の通った人だっただけに、最後はハッピーエンドで終わればよかったのにと思った次第です。