泥棒の企画屋さん
主人公ニックのお仕事は、泥棒の実行ではなく企画部分のみを生業とするお仕事。
実行部分は現場の人に任せてあくまでも企画の部分。
よーく考えるとこの計画する部分の方が泥棒をするにあたっては大変かも。
んで、実行犯に対して、侵入に必要な什器であったり、侵入経路、逃走ルートなどを綿密に調べ上げて情報を提供します。
で、今回の客が麻薬組織の息子。彼が銀行強盗を計画しているとのことで、綿密にデータを提供し、見事、犯行は成功に終わりました。
犯行に及んだ仲間達、そして彼らを待つ仲間が合流し、大仕事をやってのけたと達成感に浸っている中で、後ろからズドン。
何者かがこの犯行を聞き、現金を横取り。これに切れたのが麻薬組織のボス。かわいい息子を殺され怒り心頭。真っ先に主人公ニックに疑いをかけ監禁します。
新犯人探しに奔走
クライアントが何者かに殺され、真っ先に身の危険を感じたニック。
と思った矢先に麻薬組織のボス、ビクターに監禁され、この計画を知る人物を名乗れと迫られます。
口を割らなきゃ娘にも危害を及ぼすことのほのめかされ、あたふた。
けど、本当に知らんのよの一点ばり。業を煮やしたボスは気が短いのか、その場で部下に娘の拉致監禁を指示。
これに焦ったニックは、見張りが少なかった隙を狙い、見事彼らのアジトから脱出。
娘を危機一髪のタイミングで救出したはいいものの、ここから一つ目の逃走生活がスタートするのです。
真犯人はまさかの警官
本作品のタイトルが二重逃亡。一重は麻薬組織、もうひとつが悪に足を突っ込んでしまった警察グループでした。
警察グループとして、ニックに濡れ衣を着せたい。けど、彼が生きていると、この計画もおじゃんになってしまう訳です。
ということで、彼の命を狙いに行きます。
娘の大活躍
逃亡生活も素人の娘と一緒だと何かと不便で仕方ない。
けど、この事件をきっかけに娘との距離も急速に縮み、パパの仕事に対しても理解を示すように。
あらためてパパの偉大さを知ると同時に、自分もやってみたいという気持ちが芽生えていきます。
パパが麻薬組織のボス、ビクターに再び拉致監禁された時も、土壇場で救出に向い、父を救助。
次は単身で犯行の首謀した警察官の自宅に乗り込みとっ捕まえるほどの活躍っぷり
血は争えないなといった感じでした。
こうして、ニックの疑いも晴れて、逃亡生活も終了。そして離婚後、離れ離れに暮らしていた娘との距離もグッと縮めることができたのです。