よくはる地球侵略物語とはちょと違う
大きな宇宙船がニューヨークの上空を飛んで、レザービームを四方八方に撃ちまくり年が壊滅。宇宙人に侵略されて地球存亡の危機なんんて夢のような作品は数あれど、この作品はちょいと毛色が違います。
人間よりちょいと大きめのサイボーグが宇宙人という設定。
無数の円盤を空に飛ばすことなく、地味な地上戦から地球を乗っ取るという今までにはない設定。
スケール感は小さいながらもどこか印象深い作品でした。
ウルトラマンを彷彿とさせる地球防衛軍
設定は2020年以降。度重なる宇宙人の侵略に当初は各国でバラバラに対応していました。が、これが全く機能しない。宇宙人のやり放題では地球はドンドンと滅亡の道を歩み始めました。
が、これではまずいということで日頃は敵同士だった各国が同じ敵が出来たことで結束。
地球防衛軍という世界的な軍隊がここに誕生しました。
なので、今回主役の37部隊も国籍もバラバラ。
ウルトラマンに出てくる地球防衛軍より頼もしさ感はあります。
フィクションのくせに・・・
この作品、フィクションではありますが、現実感を出すべく、全てがドキュメンタリータッチで進行します。
作品中に出てくる兵士のインタビューやら、戦場カメラマン目線の映像という演出。
特に戦場カメラマンによる映像は秀逸。手持ちでドンパチしている戦場を駆けまわったり、たまに映像が乱れたりと、フィクションとは知っていながらも、これって実際に起きている話?と見紛うほどの仕上がりです。
宇宙人が微妙に弱い
本作品の宇宙人は2足歩行のゴリラ顔した、どこか着ぐるみが抜け切れていません。
仮面ライダーに出てくる怪人のごとく普通に崖の上から登場。動きも鈍く、対峙してもさほど怖さを感じないのが残念な所。
人間をマインドコントロールする能力を持っているのならば、目からビームやら瞬間移動するような芸当も欲しかったかな。
どうなる地球
宇宙人侵略というこの手の話で、事前の防衛策には参考になる点も多かった気がしますね。宇宙人にしか効かない弾薬みたいなものはまさにそう。地球にある軍事品が必ずしも通用するとは思いません。
となると、宇宙人向けビジネスみたいなものも将来的には成立するかもしれません。
彼らと話ができる翻訳機など。敵対ではなく共存の道を歩むことができれば、ビジネス幅も広がるでしょう。
話はそれましたが、宇宙人による地球侵略という点で、色々と学ぶことができました。