それって。ストーカー行為では?
ある日、帰宅途中のバスで偶然にも同じ高校に通っていた女の子を発見した主人公、セス君。
彼女は高校ではマドンナ的な存在で、超がつくほどの美人。このチャンスを逃すまいと、公共の場にもかかわらず彼女に声かけ、俺のこと知っている?と言ったものの、女の子、ホリーの反応は、「あなた誰?」的な冷たい対応。
そりゃ、そうです。同じ高校にかよっていようが、全くのあかの他人なのですから。
が、その位では心が折れないセス君。その後、執拗に彼女を追いかけ回すのです。職場のレストランに押しかけたり、行きつけのバーで待ち伏せをしたり・・・
しまいには、元彼にボコボコにされて、「二度と彼女をつきまとうな」と忠告されても、懲りずにストーカー行為を繰り返していきます。
拉致監禁成立でゾワッと
セスの職場は主に野良犬を管理するような保健所で、彼は犬の世話係。ある日、職場に秘密の地下倉庫を発見。で、セス君が恐ろしいことを思いつきました。
この部屋に彼女を監禁して、自分の所有物にしようと。
早速馴れない手で、せっせと彼女用の檻を作り始めます。溶接機械を手に夜な夜な時間をかけて。
んで、後は彼女の拉致監禁。なんと彼女の家に忍び込み、ベットに入った所を襲い、睡眠薬をプシュッと。
深い眠りについた彼女をダンボールに詰め込み、拉致監禁成功。
監禁生活に最初は苦労していたけど
目を覚ますと、真っ暗な部屋に周囲は鉄格子に囲まれ、檻の外側にはあのストーカー男、セス君。
最初は必死に檻から逃げようと叫んでみたり、鍵をこじ開けてみたり半狂乱状態が続きましたが、2-3日経つとその激しい行動も病み、逃げるのを諦めたのか、セスに従順な態度を示します。
差し入れされる食事を貪るように食べるホリーを観ていると、極限状態になると人間はこうも動物的になってしまうものなのかと。
いつしか主導権が・・・
最初こそ、飼い主ずらして、彼女を所有したことに満足していたセスでしたが、次第に彼女との関係が微妙に。
ホリーは、セスの心の様子が手にとるようにわかるのか、自分の命を武器に次々と無理難題をしかけます。
セスにとっては、ホリーがこの檻の中で自殺してしまうことを何よりも恐れいてる。その弱みにつけこみ、たくみにセスを支配していきます。
いつしか主従関係が逆転し、檻の中にいるホリーが主導権を握るようになり、最後は開けてびっくりの結末が待っています。
「そう来たか」と思わず声に出しちゃうほどの予想外の結末が。ぜひご覧ください。