あらすじ
インチキマジシャンが、ひょうんな事から魔法の国へ降り立っちゃって、さぁ大変という話。ただ、そこはインチキマジシャン。のらりくらりと立ち回っちゃう。それが奇跡的にはまってエンディングまで突っ走っちゃうから目が離せない。
風景がファンタジー
ファンタジーな世界が売り物のディズニー。この作品でもファンタジー感は健在。風景が色調鮮やかで、全てが煌びやか。湖の色にしろ、芝や木々の色にしろ人工的なんだけど、コントの安っぽいセットになっていないのがさすが・・・
夢を感じる脇役
愛らしいサルに、操り人形の女の子。桃太郎ならサル、犬、キジで仲間は構成されるけど、ディズニーだと、そこに操り人形と、毛色の違うものが仲間にいて、日米の発想力の違いを感じずにはいられない。
ガンダムを思わせる設定。
それまでのロボットものが勧善懲悪的な設定だったのに、ガンダム以降、いい者、悪者の境界がなくなって、味方よっては、どっちもいい者とも言えちゃう。
そんな設定を感じた魔女の国の争い。だから、感情をどっちにつけていいか迷う。こっちの魔女をやっつけちゃぇと、そう簡単に割り切れる話でもなく、なんかムズムズ。
最後は壮大なプロジェクションマッピング
東京駅のライトアップで一躍有名となったプロジェクションマッピング。使い方次第では、大衆をも騙せちゃうツールになる。プロジェクションマッピングの新たな使い方を提示されたようで、何か得した気分にさえなったよ。