エゲツないほどの復讐劇「レッド・スパロー」

華やかな世界からスパイの世界に転身

ロシアの名門ポリジョイバレーのトップスターでもあったジェニファー・ローレンス演じるドミニカ。多くの観客を魅了し、今日も最高の演技でフィニッシュという所でまさかのアクシデント。

相手役の全体重ののかったジャンプが何とふくらはぎに。

あまりの痛さに声を上げて悶絶する彼女。

ショーは中断し、急ぎ病院に運ばれたものの、若くしてバレリーナーとしての人生を断念することに。

そんな失意のどん底の中、叔父が救いの手を差し伸べます。

経済的な援助ならまだしも、彼のサポートはスパイの斡旋。

病気の母を養うためには職が必要だろうと。今の生活を維持できるならとドミニカはこの条件を受け入れるのでした。

レッド・スパロー

ハニートラップ養成所が凄すぎる

とは言え、素人がそう簡単にスパイになれるものではありません。加えて彼女の所属はどちらかと言うとハニートラップ系

相手を誘惑して、人の心を操るというもので、国家機関でもある養成所に入所します。

基本的に心理的な授業が多く、ある意味自我や羞恥心を捨てる訓練が中心。多くの受講生の前で裸になったり、ある行為をしてみたり。

退所知ていく人が多く卒業生が少ないというもの頷けます。

ドミニカも教官からの評価は低かったものの、養成学校の上部組織でもある将軍から高く評価され、無事卒業。

晴れて女スパイしてデビューすることが決まりました。

レッド・スパロー

アメリカ、ロシアを手玉に

最初のミッションは、CIAエージェントに接触して、モグラ。つまり、ロシア情報庁の中にいる内通者の名前を聞き出すというもの。

初仕事からかなりハードル高めのミッションでしたが、そこは将軍が見どころありと認めただけあって難なく、CIAエージェントとの接触に成功。

レッド・スパロー

んで、驚いた事にドミニカは、CIAエージェントに自分がロシア情報庁の女スパイスパローであること自白し、彼にアメリカへの亡命を打診。

手土産に、ロシアに情報を売るある上院議員補佐官をネタを提供。が、これが大やけどをするきっかけとなり、逆にドミニカはCIAにロシアを売ったがばれて凄まじい拷問を受けることに。

面子丸つぶれの叔父でしたが、彼女は拷問を食らってまで嘘を貫き通したことでアメリカは信じてくれると主張し、復職してモグラの聞き出しを完遂させたいと。

あまりの熱意にほだされ、叔父も彼女の要望を受け入れ、将軍に対しては、仮に裏切るようなことがあれば私が始末すると明言。

こうして再びミッションにとりかかるのですが・・・

レッド・スパロー

最後にきっちり伏線回収

叔父の家に忍び込みグラスを持ち帰ったり、ウィーンの銀行にお金を預けたり、叔父のコートに何か仕込んだり、ちょいちょい本編の話とはつながらないシーンが出てきます。

これら全てが最後のモグラ逮捕、いやこんな世界に引きずり込んだ叔父への復讐だったとは。

壮大な伏線の回収に驚かされました。

それとモグラ、その人が彼だったのは・・・

久々に深みのある作品に出会えました。

レッド・スパロー