えっ、局アナも枕営業?驚愕の実話に基づく醜聞。「スキャンダル」

米国の報道キャスターは局の看板娘

本作品を思ったのが米国のニュースキャスターのポジション。日本で言えば局アナとでも言った所ですが、とは言えメインは男性。古くにニュースステーションの久米さん、TBSの筑紫さんがあまりにも有名。女性でメインを張っていたとなるとテレビ東京の小谷さん、ニュースステーションの小宮さん、フジテレビの安藤さんを思い浮かびますが、局を代表するまでとは言い切れません。

本作の舞台となるFOXテレビは全米最大の局とも言われ、その中でFOXの看板をしょって立っているのが主人公のシャーリーズ・セロン演じるメーガン・ケリー。当時はトランプさんとヒラリーさんの大統領選挙真っ只中で、トランプさんにするどい質問を浴びせるほどの男前気質のお方。

スキャンダル 映画

メーガンが世間から注目を集める一方で、現役引退を告げられ低視聴率番組に左遷させられた元エースキャスターのニコール・キッドマン演じるグレッチャン・カールソン。会長の不興を買ってしまい、一個人に睨まれたということで花形の地位を追われてしまったのです。

FOXのラスボス、ロジャー・エイルズ

FOXを全米最大の局までに成長させた功労者ということもあり、局内では絶対的な存在。過去の大統領選で彼が勝利に導いた大統領は数多く、ある意味国を動かしてきた存在と言ってもいいでしょう。

とにかく、事細かい所にまでチェックをするのが彼の流儀。女性キャスターの脚元をもっと映せとか、引きの画にしろとか生放送最中なのに、このような指示が飛び交い、現場スタッフもさぞ大変だったことでしょう。

と行った具合に、会長という職にありながら現場の仕事に首を突っ込むのは部下としては大変でしょうが、それほどまでに仕事には熱心だったということ。が、一方で残念な一面も。権力を傘に来て、忠誠心というフワッとした言葉を使いつつ身体の関係を求めるというもの。

全米一テレビ局ともなれば、コンプラは相当厳しいかと思いきや、これがつい最近まで行われていたというのですから、ただただ驚かされました。

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用意周到。反撃の時来る。グレッチャンの逆襲

左遷させられたグレッチャンも、このセクハラ被害者の一人でした。これまで何人も女性が被害を受けていたものの、ロジャーの巨大な力を恐れるあまり、告発しても握りつぶされるだけ。相手が悪いと諦めていましたが、グレッチャンは元局のエースキャスターだけあって他の人達とはちょっと違う。

彼女は、グレッチャンをセクハラで訴えるべく、コツコツと準備を進めていたのです。で、いよいよその機会が訪れます。低視聴率番組に左遷された後、ノーメイクで番組に出演したことにロジャーがブチ切れ。クビにさせられてしまいました。

クビとなったグレッチャンは、早速、ロジャーのセクハラをマスコミに告発。この醜聞にマスコミが飛びつき新聞、テレビで大きく報じられます。

このニュースをきっかけに被害者達が一斉に声を挙げ、ロジャーのこれまでのセクハラが明らかにされていきます。が、肝心の現社員からの被害者はゼロ。誰も声を挙げません。中にはロジャーを擁護する女性グループまで現れ、社内は不穏な空気に包まれます。

キャスティングボードを握るも沈黙を守るメーガン

局の看板キャスターでもあるメーガンも被害者なの?とマスコミ、世間からの目が注目される中、ひたすら沈黙を守るメーガン。彼女がロジャー側につけば、一気に事態はロジャー優勢に転ぶ雰囲気。彼女が私も被害者と発表すれば、グレッチャンの息の根を止めることにもなる。

こうして重い選択肢を迫られることになったのです。ここまで育ててくれたロジャーに対しては感謝の気持ちもあり、彼を苦しめるようなことはしたくないという気持ちがどうしても告発に踏み切れない。

とは言え、彼女も本当に被害者だったのか、最後のエンディングでそれが明らかになります。ぜひご覧ください。

それにしてもシャーリーズ・セロンニコール・キッドマンのからみがもっとあっても良かったのではと思った次第です。

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