長官在任期間が40年って長すぎだよ
FBIの今を築き上げたのはフーバー長官のおかげと言っても良い位、この人の功績は非常に大きかったことでしょう。在任期間40年ということで権力が集中しすぎたって聞かれますが、ホワイトハウスや司法省にもにらみが効くという点では、中の人は非常に仕事がしやすかったのではないでしょうか。
タイミング悪く?良く?ウォーターゲート事件勃発
そんな我が世の春を謳歌していたFBIに突然の不幸が。それがフーバー死去とウォーターゲート事件の勃発
巨星、フーバーがいなくなったことでホワイトハウスは自分たちにとっては都合の良い人間を後釜に据えます。
で、彼の任務はウォーターゲート事件の捜査打ち切り。部下には48時間で捜査は終了。それまでに犯人が特定できなければ捜査打ち切りだと。
えっ、FBIって独立期間なの?
この発言にプッツンしたのが、FBI勤続30年のFBI副長官 マーク・フェルト。
FBIはホワイトハウスや司法省などの命令を受けない独立した機関であることを主張。捜査の継続を強く訴えます
奥の手。マスコミへのリーク
とは言え、新FBI長官は聞き入れる様子もない。ならばということで、マーク・フェルトはワシントン・ポスト紙などに匿名で情報を流す荒業に出ます。
マスコミに報道されたことで捜査を打ち切ることができなくなり、再び捜査は継続。
それまでは、関与を否定していたホワイトハウフも疑いの目を持たれ、もしかして犯行グループの黒幕はもしかして、あの人?という空気が次第に膨れ上がっていくのでした。
ということで、マーク・フェルトの目論見どおりに事が進んでいきました。
ホワイトハウス側も気付いてたの?
追い詰められたホワイトハウスは、新FBI長官を代理から正式に長官として任命。で、気になる副長官の席には、これまた大統領と懇意している人間が就任することに
しっぽは捕まれていないものの、情報をリークしたのはマーク・フェルトだろうといことで、彼を副長官の座から引きずり下ろしたのでした。
ホワイトハウス側にとっても、フーバー長官と長きにわたって仕事してきたこともあり、彼自身が怖かったというのもあったのでしょう。
30数年後に、告白、私がリークしました。
報道機関の間では、ウォーターゲート事件のリーク者をディープスロートと呼び、多くの国民が関心を持っていました。
で、2005年のある雑誌のインタビューに謎の男、ディープスロートは私ですとカミングアウト
事件から30数年も経っており、どんな心境だったんでしょう。
気になりました。