その件はなかったことに・・・「将軍の娘 エリザベス・キャンベル」

出会いは愛車のパンク。

主人公はジョン・トラボルタ演じるポール・ブレナー。陸軍基地内でパンクに見舞われ立ち往生。

そんな彼を不憫に思いクルマを止めてタイヤ交換してくれた金髪の美女。

ハリウッド映画というのは、きれいな女性がヒロイン役というのが相場ですから、この女優とジョン・トラボルタが恋に落ちる話かと思いました。

タイヤ交換のお礼に彼女の職場を訪れると、昨晩の優しい顔は一切なく、ブレナーの突然の来訪にも表情を一切変えない鉄仮面ぶり。

この女性を振り向かせるのは相当大変だろうなと。

ヒロイン役が早々に退場

主役のブレナーは陸軍犯罪捜査官。軍部における犯罪を取り締まる警察官的な職。

ある日、基地内で殺人事件があったので鑑識を依頼され、現場に急行したらあら、ビックリ

手足をヒモで縛られ、真っ裸の女性の遺体が、先日パンク修理をしてくれた金髪美女。

早々にヒロイン退場で驚かされましたが、生前の彼女という形で、ちょいちょい登場します。

将軍の娘

このヒロインがかなりのクセのある感じ

この女性こそ、作品のタイトルにもなっているエリザベス・キャンベル。父は基地の将軍。

の女の身辺を捜査していく内に、まぁ、色々とやらかし、やられまくっていることが発覚。

まずは異常な性癖とでも言いましょうか、上司にあたる男性とのSMプレイビデオが出てきたり、基地内の男性ほとんどと関係を持っていることが発覚したり。

かなり奔放な性格でした。

将軍の娘

パパも触れたくない過去

が、捜査を進めていくと、ある意図を持って行為に及んでいたことが発覚。

それが軍隊学校での集団レイプ事件。彼女はその被害者だったのです。

当時から成績優秀で、将軍を父に持つ彼女を妬む輩が多く、ある演習の時に集団で、しかも殺された時と同じように大の字に手足を縛られるという屈辱的な仕打ちを受けたのです。

さらに悲劇は続きます。この事件を知った陸軍は隠蔽に奔走。

事が露見すると軍隊学校の存続も危ぶまれ、さらに世間の軍人を見る目も厳しさを増す。

という訳で、実の父からこの件は口外してはダメよとやんわりと詰め寄られ、その反動からか彼女は歪んだ性格となっていったのです。ある意味、父に対する当てつけにも感じますが。

将軍の娘

一体誰が犯人なのよ。

彼女死因は窒息死。またレイプされた痕跡もない。なのに男性の指紋がいくつも出てくる。

という訳で捜査は混迷を極めます。しかも犯人と疑われる人物の自殺などもあり、ジョン・トラボルタも困り顔。

で、見ている自分も困り顔。犯人が登場してもオマエ誰だ?の有様。

サスペンス映画は掃除しながら観るもんじゃないとつくづく感じた次第です。