色々と考えさせられる「それでも夜は明ける」

あらすじ

時は南北戦争前夜。南部では黒人を当たり前のように奴隷扱いしている時代。家を持ち、家族と一緒に週末は食事にお出かけといった中流階級位の黒人が、奴隷生活を12年間強いられるという、何ともつらすぎるお話。

それでも夜は明ける

奴隷という身分が悲惨すぎる

作品中に、俺の所有物という表現が出てくる。まさしくこの時代、黒人は人ではなくモノ。重労働に課せられ、衛生環境の悪い小屋に押し込められ、白人の機嫌を損なえばムチ打ちの刑。口を聞くことも許されず絶対服従。

元々は白人と対等に暮らしていたのに、この仕打ちに12年間耐えた主人公は凄い。

未だに続く奴隷制度

100年以上の前の話だけど、奴隷制度的なことは世界でも未だに行われている。この作品を通して、人間が不平等に扱われる世界が許されますか?といった問題提起をしている。

アメリカも、自国の抱えるこの負の側面もよくさらけ出したと思う。過去の過ちを償い、そして世界に対して、ウチみたいなことはしちゃったら、ダメよと警告を鳴らしている。

それでも夜は明ける

ブラッドピットの唐突感が・・・。

黒人は奴隷だという考えが一般的な中、そりゃ、違うでしょうと全うな考えを持つ仲間が突然現れます。よーく見るとブラッド・ピット。彼の印象的なセリフ、「奴隷制度には、一片の正当性も正義もない」に、言いたいことがスッと降りてきた感じがして、スゲーこの人と感動。唐突感が気になったけど・・・。

根深い人種差別

100年以上前の話なのに、未だに人種差別があるというアメリカ。ある意味、自国に対してのアンチテーゼもあったのでしょう。