ぬいぐるみだから成立?
愛らしいルックスのテディベアに、中身はスケベな中年おっさん。愛くるしいクマのぬいぐるみがゲスいことを口にするもんだから、そのアンマッチさが見ていてい面白いんでしょう。
CGもよーく作り込まれている。喧嘩のシーンも、小熊が人間と本気で叩き合っている感じ。
テディの動きが自然すぎる。
足を上げて、ソファによじ登り腰を下ろす姿や、腰のひねりを加えたパンチなど、微妙な所で、人間ぽさを出している。このCGを作った人の観察力には脱帽。些細な動作やしぐさに人間らしさを出て、もうぬいぐるみの域を超えている。
ちょいちょい出てくる旬なワード
翻訳はかなりいじっているのか、随所に日本人受けを狙ったところが散見される。主人の「くまモンの方がまだマシだ」ってセリフがまさしくそう。それを聞いてTEDが激しく怒るけど、アメリカにくまモンは、いる訳ないし・・・。
ちょっとした友情物語
スケベなくまのぬいぐるみ映画という印象が強かったが、ある意味、友情をテーマにした側面も持つ。何十年も長いつきあいもさることながら、お互いがお互いを必要としている関係。まさしくドラえもんとのび太と関係と言ってもいい。色んな道具は出さないけれど、ことあるごとに主人を助けるTEDの健気な姿にジーンと胸のあたりが熱くなる。