AIvs人間というありがちなストーリーを超えてくる面白さ「アップグレード」

五体不満足って悲しすぎる

空には監視用のドローンが飛び交い、レベル5の自動運転カーが普通に公道をスイスイ。スマートスピーカー越しにデジタル家政婦さんに話しかければ、食材の購入もしてくれる。そんな便利な世の中でもひとつ間違えば生命を脅かすようなことも。

自宅に戻るよう自動運転カーをセットにしたのに何故か反対方向に向かい、静止するも全く聞かずに暴走。はげくの果にはクルマがひっくり返るほどの大惨事も招きました。

とは言え、そこはITが発達した社会。すぐさま救助隊がかけつけ彼らを救出しますが、安心したのもつかの間、何と彼らは救助隊でも何でもなく、彼らの命を狙っていた悪党集団だったのです。

目の前で奥さんが銃殺され、主人公も死は免れたものの、四肢マヒという重傷を負ってしまうのです。

持つべきものは友。AIっの力ってすごい

妻を失い全身が全く動かず人生に絶望しきっている彼の元に訪れたのが、彼のお客様でもある、とあるIT企業の社長。

彼が言うには体内にAIチップを埋め込めば切断された脳と神経を繋ぐことができ、これまで通りの五体満足に戻れるとのこと。

最初こそ断ったものの亡くなった妻の復讐からか、この提案を受け入れることにしました。

AIを埋め込むシーンはまるで本郷猛がショッカーに人体実験をされ仮面ライダーになってしまう、そののもの。

手術は無事に終わり、再び身体の自由を手に入れることができたのです。ただしこの件については秘密にすることと固くIT社長から言い渡されます

コントのような設定に笑いが止まらない

早速クルマ椅子生活から解放された妻を殺した犯人探しを進めます。

この難作業に協力してくれたのがAI。名前はテニム。単なるチップかと思いきや人格の備わったAIチップで普通に宿主となる主人公と対話ができちゃうし、ご主人さまの言うことをしっかり聞いてくれる下僕みたいなもの。

ので、妻が銃殺された監視カメラの映像をもう少しクリアにできないかと相談すれば瞬く間にきれいな画像に変換してくれ、犯人を特定することに成功。

こうして早速犯人の家に潜入し、警察に提出できるような証拠品探しをしていたのですが、運悪く犯人がすぐに自宅に戻ってきたことで鉢合わせの修羅場に。

主人公よりも体格で勝る犯人に勝てるはずもなく防戦一方。そこで繰り出したのがテニム。テニムにこの場を助けてくれと命令すると、一気に形勢逆転。犯人の繰り出すパンチ、キックを軽々と避けてタイミングよくカウンターパンチを繰り出し、瞬殺。

ご主人さまの意思に反して殺してしまうのはやりすぎだけど、とにかく一命をとりとめたのは確か。

このテニム側の声は第三者には全く聞こえず、聞こえるのはご主人さまのみ。ので、はたからみると気でも触れたように見えますが、しっかりと状況に応じた対応をしている。このちぐはぐさ加減が実に見ていて面白い

どんでん返しは2度ある

その後も現場にいた犯人たちを次々とあやめ、最終決戦となる大ボスとの対戦を向かいます。

しかもこの大ボスもご主人と同じような人造人間タイプ、つまりアップグレードだったのです。

ここに作品タイトルがかかっているのか関心していまいましたが、この後、畳み掛けるかのように大どんでん返しが立て続けに起きます。

設定がとてつもなく秀逸だっただけに、パート2もぜひ見てみたいと思った良作でした。

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