本当にあった実話に基づく感動ストーリー
第二次世界大戦下で、多くのユダヤ人の命を救ったある女性にスポットを当てた物語。
夫と数名のスタッフで動物園を切り盛りする彼女。朝の開園時には門前でお客様をお出迎え。開演中は自転車で園内を周り、動物達とお世話。そんな幸せいっぱいの日常がドイツのポーランド侵攻で一変します。
戦争が勃発すると真っ先に動物園が標的なるようで、上空には飛行機が飛び交い騒然んとした雰囲気。爆弾を投下されて、動物園が焦土と化していきます。
彼女たち家族も見の危険を感じ、別の場所に避難。どうにか一命を取りとめましたが、二人で築いた動物園は見る影もなく、檻が出た動物達が行き場を失い、オロオロ。トラさんやライオン、カンガールなどが街並みの徘徊し、銃殺されてしまいます。
一瞬にして自分たちの財産を失った彼女ですが、落ち込むことなく復旧に向けて前向きに現状を受け入れる姿勢にはただ驚かせれました。
次第に強まるナチスの脅威
ドイツ占領下となったポーランド。街並みにはナチスの兵士で溢れ、やりたい放題。
食料制限されているのか、道端には餓死や凍死した人達も現われ、戦争の恐ろしさをまざまざと見せつけられた感じがしました。
ユダヤ人への迫害も強まり、彼女の友人もナチスに連行され事態は深刻さを増していきます。
食料となる養豚場を運営
友人を救出すべく旦那は、兵士たちの食料ともなる養豚場を運営したい旨を知り合いのナチス高官に相談します。
餌代が馬鹿にならないと難色を示すナチス高官に対し、旦那はゲットーの生ゴミを餌にすると提案。
このアイデイアを高官は了承し、旦那はゲットーに入ることに成功。
そして友人はもちろん、多くのユダヤ人をゲットーから脱出させることに成功させます。
あわやナチスに・・・
脱出に成功したユダヤ人達は一時的に動物園で匿うことに。小さな子どもが多く、遊びたい盛りなのに日中は暗い檻の中で過ごさなければなりません。
ナチス高官が突然訪問した時はドキドキもの。じゃれあう子供の声が漏れ、気づかれる前に彼女が機転を利かせて抱きしめることで、高官の意識も彼女に向かい、難を逃れることができました。
指折り数える終戦までの日
この作品では年を重ねるごとにテロップが流れます。早く終戦となった1945年にならないかなと、このまま無事にナチスに見つからずに終戦を迎えて欲しいと願っていました。
1944年にナチスの戦況が怪しくなり、知り合いの高官が本国に戻るというシーンの時は、ホッとしましたが、まさか最後にこあんな大どんでん返しが待っているとは・・・。
ぜひご覧ください。