ジャンプに連載している漫画家って凄い。「バクマン」

賞獲得が漫画家の第一歩

漫画家を目指すなら賞で入賞するか、持ち込み。

ジャンプで言えば手塚賞と赤塚賞だったかな。僕の小学生の頃はそうでした。当時はジャンプの黄金期。キン肉マン、キャプテン翼、北斗の拳。当然、多くのガキンチョにとって漫画家は憧れの職業。

今では言えば、芸人に憧れをもつ小中高生と一緒。

作品中の主人公はあっさり準入選を一発目で取ったけど、佳作止まりの方々も。しかも漫画アシストの長年経験した人やら、何度も賞に応募して、やっと佳作を取れた人など、狭き厳しい門であることは確か。

芥川賞受賞で作家さんは騒がれているけれど、ジャンプの賞に入賞した人ももっと報道してもいいのにと思った次第です。

バクマン

連載が決まるのもひと苦労

が、賞タイトルを獲得しても、即連載となるほどジャンプは甘くはありません。

編集長、副編集長、キャップ?、そして担当編集全てのチェックが入り、ほぼ皆の同意を得られないと連載にこぎつけない。

こっちの方が賞を獲るよりも厳しい

発行部数という実益に直結しますからね、作品の見方もチョ~シビアになるでしょう。

昔、手塚賞を入賞した「ラストスパート」という作品がありました。飛び抜けた画力だったけど、その人の作品は連載することがなかったと記憶しています。

ちなみに北斗の拳の原哲夫先生、手塚賞を獲得した作品で確か連載していました。確か鉄のドンキホーテというバイクの作品でした。

バクマン

連載が決まってからが地獄

週間の連載物ですから、もう毎日徹夜で原稿を仕上げないといけない。精神的にも肉体的にも相当きっつい。昨日も徹夜だよ自慢気に語っちゃうサラリーマンの言う徹夜とは全然質の異なるもので、生命の危険を感じるほどのレベルで笑えたものではない。

通い昔、江口寿史先生のストップひばりくんがしょちゅう、休載していました。当時は何で身勝手なんだとプンプンしていましたが、今思うと同情の気持ちでいっぱいです。無理して身体を壊して長期休載となるよりも、こまめに休みを入れた方が体力的にもいいですしね。

バクマン

打ち切りという名の厳しい現実

この作品で一番胸が痛んだのだ、連載打ち切り。新連載が始まる度に、この漫画10話持つかなというのが自然とわかるようになります。人気がなくなるとジリジリとページの後ろの方に下がっていく。んで、10回目で終わり。新しい作品が連載されるからいいや位にしか思っていませんでしたが、漫画家によっては人生かけている訳です。アンケートの結果を毎週のように聞かされ、ズルズルと順位を下げる。精神的に落ち込んでいるのにペンを走らせないと間に合わない。相当精神的にタフではないと持ちませんよね。

ある人は漫画家をやめて、故郷に帰ったりするし、人生をも左右するほどなんですよね。

あらためて思った漫画家って凄い

とまぁ、バクマンの作品自体も面白かったですが、ジャンプに実情を知れただけでも十分楽しめましたね。

で、何十年もアンケート結果で上位をキープしている看板作品を描いている漫画家さんに対し、尊敬の念でいっぱいです。

ましては雑誌の最高峰ジャンプで人気を常に維持しているのですから。