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日本映画

映画に仕上げた制作者がすごい「嫌がらせ弁当」

どう物語かしていくか

テレビなどでも話題となった実話に基づくキャラ弁のお話。確かブログでほぼ毎日のように弁当の写真がアップされ、そのネタが秀逸。

一般的にキャラ弁となると、キャラクターを食材で表現するのが一般的。が、この作品に登場するキャラ弁はかなりシュールな作品ばかり。

誰もが目にするあの黄色いパッケージの木工用ボンドだったり、BOSSの缶コーヒー、視力検査用シート、果ては貞子などなどセンスあるキャラ弁が豊富

が、弁当ばっかり紹介する物語では、何一つ盛り上がることなく終わってしまう。

ので、キャラ弁に共感したブログ読者の生活シーンとダブらせてみたり、娘の恋愛をからせまたり、ママが倒れてしまったりとアナザーストーリーを絡めていくことで作品が成立しています。

最終的には母娘の関係修復に収斂していくのですが、それが違和感なくスッと入り込んでくるのは制作スタッフが優秀だからでしょうね。

嫌がらせ弁当

母と子のあるあるネタに共感

これも全ては子供に対するママの強いメッセージが込められているもの。

元々は口も聞いてくれない、話をしても無視を決め込む娘の改心を狙ったもの。

世のママは子供の反抗期に困った出来事は色々とあるはず。それが本作品で共感できる点が多々あり、大ヒットに繋がったのだと思います。

ママの熱量が半端ない。愛されている

まぁ、子供の反抗期をスルーする親が大半。いつかほとぼりが覚めるのを待つというのが一般的かなと思います。

が、このちらのママさん。生活指導の先生ばりにしっかりと子供の向き合っている所が凄い。相当な熱量がなければ途中で断念するでしょう。

3年間も続けたというのは、それほどまでに子供を愛していたからでしょうね。

しだいに心を開く娘

そんな親の嫌がらせ、熱量、メッセージが伝わったのか、次第に心を開く娘。

ママにお弁当づくりを教えてもらうシーンでは、ママの想いが通じたとちょっとうるっと来ましたね。

離れて暮らすこととなった娘。ママの偉大さを実感するのはそう遠くはないと想います。

そりゃ~ネタはつきるわな。

それにしても、よくもまぁ3年間も止まることなくキャラ弁づくりができたなと感心しちゃいます。

切り口も、学校行事ネタから、話題の芸人ネタ、ママが最近ちょっと気になる事など、あの手この手を使い飽きさせない工夫に頭の下がる思いです。

社会人で言えば、毎日のように企画のネタを出すようなもの。1ヶ月もしない内にネタが枯渇するのは目に見えています。

いろいろな意味で示唆に富む作品でした。

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