あらすじ
仕事に恋にドップリ疲れてハワイで心身ともにリフレッシュした女の子のお話。タイトルから観光スポット的な雰囲気がただよいますが、そんなもの一切なし
等身大のアラサー女子ってこんなこと考えているんだと色々と参考になりました
評価が低いに納得できん
作中に泥酔する榮倉奈々が後輩に向かって「会社なんてやめたる」と吠えまくるシーンがあります。社内で一番仕事をしているのに会社は評価してくれないと。
気持ちはわかるけど、会社とは、自分が思っているほど人のことなんぞは見ていない。求められているのは結果のみ。物凄く心当たりがあるので共感しました。
勢いで後輩とねる
家族、恋人とも長い時間がいるわけですから、情が深まるのは無理はない。お酒が入ればなおのこと。恋愛対象じゃなくても人肌が恋しくなるもの。このくだりも物凄く共感。
ハワイにもカースト制?
てな訳で、精神的に疲弊した榮倉奈々はココロのリセットを求めハワイへ。そこで知り得たのがハワイには超がつくほどの大金持ちがいて、それに群がる起業家やら、女の子がいるということ。
ここぞとばかりに出資を求めて自社を売り込む起業家たち。どこそこで金持を集めたパーティが開催されと知れば、みんなしてパーティに出席して、顔を売る訳です。
その起業家たちのギラギラっぷりが凄まじく、自分この位に積極的に行かないとダメかなと映画を見ながら、ちょっと反省させられちゃう気分になりました。
高梨臨サイコー
高梨臨は、玉の輿を狙ってパーティに参加しては資産家に次から次へとアタックして起業家に負けず劣らずの前のめりっぷり
今までのしっとりとした感じのイメージから明らかに三枚目路線。高梨臨のまた違った一面を見れました。
玉の輿を狙っていたのに、想いを寄せているそこそこの収入の日本人と最終的には結婚することになるけど、それが微笑ましいこと。微笑ましいこと。
旦那さんも一本気質の、絵にかいたような良い人で、気持ちがほっこりすること間違いなし。
一方榮倉奈々は金への執着ゼロ
榮倉奈々は、お金に対しての執着はゼロで、どちらかと言えば起業家の方。出資者募りに奔走し、朝、昼、晩休みなく働いているような人達。
彼らの仕事っぷりに自分を重ね、起業家にかみつくこともしばしば。けれど噛みついているウチに、自分の欠点も見えたりなんだりして、次第に彼女の心の病も快方に向かっていきます。
最終的には自分探しができちゃった
自分探しの目標を達成することなく、帰ってきちゃう人は多いと思うけど、榮倉奈々はエンディングを見る限り、自分は今、何がしたいかが見えた様子。
私のハワイの歩き方ってのは、自分の第二の人生探しでもあったわけですね。深い・・・。