時は1980年代
時代設定は1980年代後半。カルロス・トシキオメガトライブの「君は1000%」のBGMから始まり、懐い~というのが第一印象。携帯もネットもない時代にどのようにして男女交際が成立していたのかを考えるにもってこいの教材。
基本、電話は自宅。親が出たらどーしようというのは誰でも経験する話。あと、家電だと家族から色々とチャチャを入れられるので、基本電話ボックス使用。
団塊ジュニア世代にとってはド・ストライクの映画です。
こんな可愛い子がなぜ・・・
人数合わせで合コンに参加したチョイとぽっちゃりの鈴木君。が、ひよんな事から、女性陣でNO.1の前田敦子演じる成岡 繭子に好意を寄せられ有頂天。電話番号を教え合う中から、2人だけで食事に出かけたり。
が、友達以上恋人未満の微妙な関係のまま。このまま言い友達で終わるのか、鈴木君。と諦めていた所に、ヤキモチ事件が勃発。この事件をきっかけにお互いの気持を確かめ合うことに成功し、めでたくここにカップル成立となった訳です。
が、残る疑問は一つ。何ともまぁ、不釣り合いなカップルなこと。
そうゆうことね、付き合った理由は
美女と野獣を絵に描いたようなカップルがここに誕生した訳ですが、付き合って数ヶ月が経つとぽっちゃりとしたした鈴木くんはすっきりと松田翔太に変貌。半端ない男前に生まれ変ちゃっいました。
ってことは、そもそも繭子には先見の明があって、やせれば男前になると踏んだ。ので、今は不釣り合いだけど先行投資という形でつきあうことにしたんだと自分なりの推理を立てて納得したんだけど・・・。
男前になるとこうまで性格が歪むのか
付き合った当初は腰の低い鈴木くんだったのに、時間が経つに連れて自己中心的で他人を思いやる気持ちが0。繭子に対しても冷たく、あの優しかった鈴木くんはどこに行ったの?という位の変わりよう。男前になると人格までも変わっちゃうんだなと怖いものを見てしまった感じ。
可哀想な前田敦子
自己中暴走中の鈴木くんは、さらに暴走してしまい何と会社の同僚と付き合い始めることに。次第に繭子との会う機会も減り倦怠期突入。あのぽっちゃり時代の腰の低い鈴木くんはどこにいったのやらという位の変貌。鈴木くんなしでは生きていけない純愛至上主義の繭子がホントに不憫で可哀想で救いの手を差しのべて上げたい位。これ一歩間違ったらストーカーになるかもという位の人生のどん底を経験しているように見えました・・・が、
見事に騙されたエンディング
が、そんな心配もどこ吹く風、女性はしたたか。あれもこれも全て芝居。「やるね~繭子」と称賛の声をかけいたい。あんなおとなしく見えた女の子がまさか・・・
加えて、それにもまして、とんでもない騙されていたことに気付かされ、二度見必至の意味がやっとわかりました。