働く正義とは「七つの会議」

七つの会議日本映画

緊張感ありありの営業報告会議

緊張感の走る会議室。おおよそ50名近くはいるかと思いますが、誰もが緊張とした面持ちで私語など一切なし。

傍目からものっぴきならない人を待っていることが伝わってきました

で、定刻通りに現れたのが、営業部長の香川照之

部下からの未達の報告を受けイライラマックス

報告する側としては、やりにくいんですよね。こうゆう時って。

明らかにこの先、話しても無駄じゃんって。

そんな時に場の空気を一瞬にして変えたのがダメ社員役の野村萬斎

あろうことか鬼の部長の前で居眠り。しっかりといびきなどをかき、みるみるウチに営業報告した課長は真っ青。

居眠り社員を叱責し、部長の怒りを少しでも収めようとしましたが、全く本人は意に介さず。

鬼の部長も何故か、このダメ社員には頭が上がらず状態。冒頭からかなり引き込まれましたよ。

七つの会議

パワハラで左遷。って今どきっぽい

部長の前で大いに恥をかかされた課長。ダメ社員の行動が組織の士気をも下げると思ったのか、彼に対して無理難題の仕事を連日指示。

ある日の業務は今日中に仕上げないと帰らせないというもの。

アタフタするかと思いきや、全く聞く耳を持たないといった感じで、定時なので帰りますと勇気ある行動。

これにブチギレた課長は、課内のスタッフの門前で彼を罵倒。あげくには首だ発言をして、アウト

こうして優秀な課長は、パワハラで訴えられ人事部に左遷されたのです。

何か、今の世相を反映しているようで、いろいろと考えさせられるシーンだったことは確かです。

実は敏腕営業マン。評価Sは本物

この駄目社員。他にも各所で問題を起こしてちょっとした有名人

なのに、鬼の部長は彼に甘い。

社員資料を見ると、何とかこの2人は同期。

当時から二人はライバル関係でしたが、駄目社員の実力たるや、部長が到底及ばないはるか先を行っており、評価は毎年S。

なのに、主任についてから、この20年近くは最低のE評価。

本人も仕事への熱を失ったのか、グータラ社員というレッテルまではられるほど。

七つの会議

世相を反映した作品だよ

なのに、社内情報には精通しており、誰もが知り得ない情報を持っていたり、何か秘密を隠している感じが。

彼に関わった社員が次々と左遷され、もしかして裏ボス?とも思いましたが、着地点は見えないけどグイグイ引き込まれる没入感は文句なし。

ぜひご覧ください。

七つの会議
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