親子愛が溢れまくり「キトキト」

キトキト日本映画

典型的な母子家庭

どこかで見たような母子家庭設定なので、落ち着くと言いますか、安心するといった感覚。

父親がいないものだから、子供たちはグレまくり。母ちゃんは、子供が不憫にならないよう、それは馬車馬のように働き何とか高校に通わせるまでに。

なのに、そんな母ちゃんの想いなんぞ知ったことかとばかりに、ねぇちゃんは彼氏と駆け落ち。弟は学校を自主退学してしまうという有様。

といった具合に見事なまでの残念っぷりですが、悲壮感は一切なし。これも母ちゃんの飛び抜けた明るさがあるからでしょう。

キトキト

家を出る息子を元気に送り出す

散々、母ちゃんに迷惑かけてきたのに、東京で一発当ててやると家を出ることに。

母ちゃんも、引き止めることなく、男だったら好きな事を全うしろと大賛成。

駅まで息子を送り、「生きた証を残してこい」と子供に放った母ちゃんのセリフがが、違う意味でグッと来ました。

とにかくグレて散々母ちゃんに迷惑をかけた息子は東京へ。

餞別としてポチ袋にお金を包み、息子の成功を陰ながら願う母ちゃん、ジーンと来ました。

キトキト

駆け落ちした姉ちゃん現わる

アテもなく東京に上京した息子でしたが、何と初日にホストの面接を受け見事合格。最初はホストならではのテンション高めの振る舞いに圧倒されっぱなしでしたが、次第にホストにも慣れ、彼にも指名がつくことに。

で、その彼女約が伊藤歩。作品そっちのけで、その圧倒的に美しさに終始見とれ放しでした。

作品の中で、ホストクラブに通うのはお客様は水商売か風俗の女性が多いとのことで、伊藤歩演じる役もキャバクラか風俗女性という設定だったのでしょう。

キトキト

で、もう一人が3年前に彼氏と駆け落ちしたお姉ちゃんもそう。何と息子お店でバッタリ。お客として現れた姉ちゃんとバッタリ。

二人して、母ちゃんには内緒と約束を誓うあたり、母ちゃんに知られると面倒になることは共通認識だったようです。

が、母ちゃんがまさかのお店乱入でてんやわんや状態。

最高の理解ある親

最初はホストに嫌悪感を抱いていたものの、息子が選んだ道ということで素直に認めてくれます。本当に理解ある親です。

が、お店まで顔を出して、息子をお願いします皆の前でお願いするのは、ちょっと恥ずかしいですね。子を思う母の想いが強く感じましたが。

また3年間一切連絡をよこさなかった娘との再会も、どんだけ心配したことかと最初は怒ったものの、最後にはギュッと強く抱きしめて再会を喜んでいましたし、物凄く親に愛されている2人だなと感じました。

まとめ

親というのは、子供が思っている以上に、大事にしてくれているというのがビンビンと伝わってくる作品でした。最後は涙腺崩壊間違い無しです。

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