魔法使いを思わせるタイトルに見事に釣られた「ラプラスの魔女」

ランプラスの魔女日本映画

ある意味魔法使いだけど・・・

とんでもないどでかい竜巻が母子を襲う。母は娘を守るため急ぎ近くの廃屋に避難。が、竜巻の勢いは廃屋の屋根をもふっ飛ばし、このままでは母子共に危ない。母親のとっさの判断で床下に潜り込ませた娘は難を逃れ、母は帰らぬ人となりました。

ランプラスの魔女だけに、母子ともに魔法使いで、娘が魔法界で禁じられていることに手を出し、怒った魔法界の主が娘の命を奪いに来たと思いましたが、実際の所は魔法使いでもなく、普通の人間。このどでかい竜巻も自然現象によるもの。

では、なぜ魔女なのか、それは彼女が未来を予測できる特殊な能力の持ち主だからなのです。

それもうそくさい感覚的なものではなく科学を元にした論理的なもの。これを瞬時に計算して先を読んでしまう。

まぁ、この計算のスピードの早さという点では魔女かもしれません。

ランプラスの魔女

捜査線上に浮かんだのがまさかの有名映画監督

ある山中で、硫化水素によって二人の男性が死亡する事故が発生しました。

こんな山奥で硫化水素が発生するのはおかしい。てなわけで他殺ということで、捜査は進められました。

その事件現場に突然表れたのがラプラスの魔女こと、広瀬すず。事件とどう関係があるのか、まさかのこの娘が大人二人を殺めてしまったのか。

と思ったら、犯人に浮上したのが、殺された関係の深かったある映画監督

動機は家族を殺された復讐という、何とも怖いお話だったのです。

ランプラスの魔女

怪我の功名?不思議な能力が覚醒

事件は数年前、この映画監督の奥さんと娘がお家で硫化水素による自殺を図りました。

周囲がうらやむほどの絵に書いたような幸せ家族で、自殺の動機すら見当たらない。もしかしたら他殺なのでは?と動機は、自分に対する嫉妬や妬みというもの。殺された男性の家庭は家族仲が悪く離婚。幸わせ家族の映画監督が気に入らない。

てなわけで、自殺と見せかけて殺したというわけです。

目に目を。歯には歯をということで、この映画監督、同じ硫化水素を使って、この男性に復讐をしたのです。

さすが映画監督だけにやることが凝っていますね。

ランプラスの魔女

まさかのラプラス魔法使いがもう一人

家族2人を失った映画監督でしたが、幸いなことに一人息子だけは命を取り留めることができました。

ところが硫化水素の後遺症からなのか、過去の記憶が一切なくなり、父としては残念でなりませんが、生きているだけましということで、失意のどん底にいた映画監督でしたが、息子のリハビリを手伝う中で、何とか生きる希望を見出すことができたのです。

良かったね映画監督。復讐も達成し、一人息子もリハビリのおかげもあって、普通に生活できるまでに回復したのですから。

そして彼もラプラスの魔女同様、この治療により、予知能力が備わったのでした。

ランプラスの魔女

まさかのどんでん返し

と思ったら、クライマックスに思わぬ展開が。まさかのお前が犯人だったのかえっ全て知っていたのやら新たな真実が出るわ、出るわ。

最後まで目の離せない作品でした。ぜひ

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