満島ひかりの演技が冴え渡る「夏の終わり」

夏の終わり日本映画

主なあらすじ

妻子持ちの男性と不倫関係にありながらも自分も別の男性と浮気をしているという奇妙極まりないお話。

満島ひかり演じる知子が男性二人を手玉に取る姿がやけに印象的でした。

いつ時代の話?

作品の中で気になったのがいつ時代の話?って所。着物を来て住まいも古民家風。お鉢で暖を取り、夏は縁側で猫と戯れる。あーこんな暮らしいいなーとずっと思いながら見てました。

心中穏やかじゃないでしょ、満島ひかり

二人の男を手玉に取る知子役の満島ひかり。相手は小林薫と綾野剛。小林薫には本妻がいて、たまにしか知子宅にしか寄らない。なのに満島ひかりは彼に対して甘えるところなど一切なく、凛としている姿に強い女性だなと感じました。

綾野剛に対してもそう。俺と一緒になってくれとめめしいことを言うものなら「甘えてんじゃねよ」とピシャリ。その気にさせておいてそりゃないでしょと思いましたよ。マジで

喜怒哀楽が素晴らしい満島ひかり

やっぱり彼女の演技でグッと惹きつけられるのが、怒の演技でしょう。シチュエーションに応じて何パターンも使い分ける怒りの演技。数々の彼女の作品を見てきましたが、また違った怒りの演技を見れました。

で、話はどーよ

作品自体の面白さという点では、イマイチといった感じ。というか、本妻から旦那を奪い取るとか綾野剛と一緒になるとか、わかりやすい終わり方ならまだしも全くそのような所がなく。

何かメッセージ的なものがあるわけでもなくでして・・・。掴みどころのない作品でした。

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