特殊能力、記憶を呼び覚ます
少年野球時代のユニフォームを見ると、当時の辛かった思い出や楽しかった思い出が呼び覚まされます。
ユニフォームを見ただけでその当時の様子を克明に思い出すというのは人間ならではの能力なのでしょう。
この記憶をさらにとがらせてしまったのが、本作品の主人公。
何と他人のモノに触れるだけで、その所有者の記憶がリアルに脳裏で再現されるといもの。
ということで、失踪してしまったピアノ先生を探し出すため声がかかったという訳です。
可愛そ過ぎる幼少期
この特殊能力を持つ彼の記憶は11歳から。それまでの記憶が一切なし。というところから不思議度満点ですが、で、養子としてある家に迎えられます。
ずっと子供に恵まれなかった夫婦だけに彼にはとっても優しいパパ、ママに映りました。
が、ある日、リビングのソファーに手を当てると、何と夜な夜な夫婦で交わされる会話がリアルに再現されます。
あんな気味の悪い子を養子に迎えたのはよくなかった。などいつもは1ミリもそんな様子を見せなかった夫婦の本音を聞いて愕然。それからその家を出て、今の芸能事務所の社長に拾われたという、何とも波乱万丈な人生を送っていたのです。
ピアノの先生の失踪に連続殺人の臭い
で、ピアノの先生の捜索を開始していきます。先生が失踪した現場に向い、自転車、路面からスキャナすると、白い服を来た女性が現われ、似たような事件が2件、こちらも同じく白い服を来た女性が事件に関与していたおとのことで、ピアノ先生はとんでもない事件に巻き込まれた可能性が高まってきました。
で、さらに捜査を進めていくと、ある倉庫をスキャナすると椅子に縛り付けられた男性とピアノの先生の姿が表示され、手がかりとなる女性の名前を聞き出すことができたのです。
事件は思わぬ方向に発展。ネタバレです。
ピアノの先生を含め、それ以前に殺された男性2名は小さい頃はお友達という関係。
で、次々と殺されている。んで、4人目のターゲットを聞き出すべくピアノ先生は拉致監禁され、殺されてしまったというわけです。
さらに、この犯人が連続殺人犯を担当する刑事さん。これにはビックリ。
捜査を撹乱すべく、色々と細かいことを色々としてくれるんですけどね、全てスキャナーする主人公にスキャンされて、手も足も出ないという感じでした。
結局、この刑事さん捕まってしまうのですが、動機は妹を彼女たちに殺されたという逆恨みが動機でした。これにはちょっと無理あるだろうなとは思いましたが・・・
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