えっまさかの生徒とおつきあい
この作品を観て高校時代を思い出した人も多いのではないでしょうか。
なぜか、同級生の男子共には目もくれず先生のことを好きになっていまう女子。かる~いノリで皆の前で好きを公言するのはまだ可愛い。皆には秘密にしてこっっそりと先生と付き合っちゃう。
実際にそんなお友達がいたのでびっくり。卒業間近で、先生の家に遊びにいった時のこと。先生と彼女らしき女性の写真。しかもシチュエーションはベットの上で抱き合っているというもの。
ピュアな高校生にはかなり衝撃的な写真でしたね。
先生も人の子なんだなと。
終始、大人の対応の生田斗真
現実の世界の先生は、生徒とお付き合いしていましたが、作品の中の先生、生田斗真はと言えば、生徒からの好きと言われても関心ゼロ。
やっぱり先生たるもの人格者なんだなと思いましたよ。このまま生徒には大人の対応をしてくんだなと。
ところが広瀬すずばりの生徒ともなれば話は別。
どこで、スイッチが入ったかはわかりませんが、結局は先生自身も好きという気持ちが芽生えてるんですから。
おそらくかなりの葛藤があったのでしょうね。生徒に手を出すのはいけない。いや待てよ、卒業したら先生、生徒の関係が終わるので、それまで待ってもらうということであればいいじゃん。そうだ、その手で行こうとか、とは言っても同窓会で再び会うし、もしかしたらすぐに若い男に持っていかれるかもしれない。ここのは気持ちを抑えて冷たい態度を継続するとか・・・
ぐるぐるしていたに違いない
まっすぐすぎる、広瀬すず
はじめて好きになった人が先生とは、かなりぶっ飛んだ生徒役の広瀬すず。
真面目だけど、どこか抜けていてスキがある。男性が放っておくわけがない。
関心ゼロの生田斗真でさえ、放課後まで居残り彼女を心配に思い一緒に課題を手伝って上げたり、雨の中繁華街を一人さまよう彼女を助けてあげたり・・・
このような事が続いたことで、先生の心の扉が開いていったのでしょう。
それにしても演技うまいよ。広瀬すず
好きで好きでたまらないのに、相手は全く振り向いてくれない。けど、事あるごとに心配してくれて何かと面倒見てくれる。これ脈あり。いやいや、キッパリ断れれているし無理でしょ。いやいやもしかしたら、私行けるかもという心理描写が凄まじくうまいと思いました。
表情一つひとつに込められた今の心の様子が見て、思わず応援したくなる。
加えて、生田斗真の低温演技もあれはあれで良い。たまにキムタクに見えてしまったのは僕だけじゃないかも。