きっかけは木村文乃
ファーストクラス以来、久々にはまったドラマ「マザー・ゲーム」。そもそものきっかけは木村文乃が出ているから。彼女の主演映画を観てからというもの、あまりの聡明な感じと均整の取れた美しさに惚れてまい、そんな矢先の主演ドラマだったので、これは観るしかないということで、先ほど全話観賞。
あらすじ
とある幼稚園に通うママさんたちのエピーソードをまとめた話。お受験幼稚園だけに富裕層ばかりの家庭になぜかシングルマザーの木村文乃家族が入園。
最初は木村文乃を蔑むような対応をしていたのに、次第に彼女に感化され、更生していきます。
木村ヨットスクールばりの、体罰はあらいませんけど、彼女の行動、言動で、私って何やっていたんだろうと気付き、ありがとう、木村佳乃となります。
興味深い今どきのママ事情
息子の激しいニートっぷりに精神崩壊しまくりの檀れい、人格否定の言葉の暴力に悩むハセキョウ、借金でデートクラブに出入しちゃった貫地谷しほり、夫の浮気に頭を悩ます安達祐実、そしてシングルマザーの木村文乃。
こう見ると、唯一まともなのが木村文乃の家族。なので、全話見終わって思いました。これって他4名の話をメインにしたらと。
オススメはハセキョウの姑問題
子育て、お受験とただでさえ気苦労が多いママさん。檀れい、貫地谷しほり、安達祐実の抱える家庭問題は、心からしんどそうって感じがしたけど、ハセキョウは別。
どこかユーモアな感じがして、彼女のシーンだけはどうも、「そりゃないわ」とツッコミ入れながら見てしまう。
姑の容赦ない口撃に神妙な顔つきでダダ謝りする。これが事実ならさぞ精神的に病んでもおかしくない。
なのに回を重ねるごとに美しさを増すハセキョウ。いじめが逆にエネルギーになっているのか、容姿は半端ない輝きを増し、卒園式シーンのあの凛とした佇まいは、木村文乃を凌駕していましたね。
とにもかくにもハセキョウの最後のオチを観るに、制作サイドとしても箸休めエピソードという感じが否めません。
全体に張られた予防線
久しくドラマを観なかった自分にとってHDDレコーダーは本当に助かります。上書きされることもないし、録画時間が足りませんということもないし、録画されていませんなんて残念なことも起きない
極めつけはまとめ観賞ができる点。これで面白いかどうかがすぐわかる。次も見たいと思えば面白いドラマ。そうゆう意味では「マザー・ゲーム」は面白かった。
欲を言えば、ハセキョウのコント枠があるのだから、もっとダーティに振りきってもよかった感じがする。貫地谷しほりのエピソードも、あの一線を超えた先を観たかったし、檀れいのニートのシーンもそう。
そこまでの過激な描写はあの時間帯ではまず難しいのかったのかな・・・