残り時間からして怪しい雰囲気
日曜の昼下がりと言えば女子ゴルフ観戦がここ最近定着している
今週は中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン。早速テレビをつけると、鈴木愛選手が1打差で首位。17番ホールで残り1ホール。なのにテレビ放送の残り時間はあと40分も・・・
悟りました、あっ、これプレーオフって奴だなと。
まさかの池ポチャ?
で、その17番ホールってのが、グリーン横に池が広がり、落とし所によっては、コロコロと池に下って行くという難所。
テレビで見ているとグリーンの傾斜は中々はわかりにくいですが、鈴木愛選手の2打目を見てゾッとしました。
2打目を見事にピン近くに落とし、パーセーブかなと思いきや、そこからは恐ろしい勢いで池方向へ。
ポチャッたら優勝の目がなくなるというところで、何とか池の縁でストップ。
1打差という余裕のない状況で彼女の手元が狂ったのか、毎回のごとく首位の人って、最後の最後にミスを犯します。
ただ、それが試合を面白くしているのは確かなのですが。
執念のボギー
で、池の縁からのリカバリーショットは、ピンから5-6mの所まで飛んでいき、ボギーすら危うい位置。
が、開き直ったのでしょう。強気のパットでピンそば1mまでつけ、ボギーで収め案の定、3名によるプレーオフ。
一旦はピンチに陥ったものの、ズルズルと落ちていかなかったのは鈴木愛選手の精神力の強さとでも言えるでしょう。
一気に勢いを増す鈴木愛選手
プレーオフでは、上原美希選手がバーディチャンスの位置。鈴木選手もバーディチャンスなものの、ピンまでは2m近くあったと思います。
素人目から見ても上原美希選手の方が有利な状況の中、見事バーディパットを決め、上原選手に逆にプレッシャをかけます。
この一打で鈴木愛選手が覚醒したと言いましょうか、ゾーンに入ったのでしょう。
最後は神がかったスーパーショット
3名でスタートしたプレーオフも鈴木愛選手と上原美希選手2名に絞りこまれ、上原美希選手の2打目もこれまた距離はあるもののバーディチャンスの位置。
一方の鈴木愛選手の第二打はと言えば、グリーン手前で1バウンドし、そこからピンに向かって急カーブ。あわやカップインというところまで、まるで吸い込まれるかのごとくピン方向にコロコロと。
感動の優勝
といった感じで、最終ホールからプレイオフにかけて、山あり谷ありの連続で観る側としてはかなり楽しませていただきました。
それに引きかえ、同時間帯に放送していたプロ野球のエキサイティングのなさと言ったら・・・
もう少し女子ゴルフが注目されてもいいんじゃないかなと思った次第です。