狙いはファン化
はなまるうどんのキャンペーンネーミングが、なかなかの攻めっぷりなので、記事にまとめてみました。そのネーミングとは、見た人がクスリと笑ってしまうようなもの。
本格さぬきうどんと謳っても、消費者には響きません。はなまるうどんのファンになってもらいたい、そのために笑いの要素をふんだんに盛り込んでいます。
企画自体が秀逸
キャペーンネーミングを考えるにも、その企画自体が他にはない、鮮度高めではないとネーミングも活きません。
最初に取り組んだのは、健康保険証を提示すると、サラダうどんが割引になるというもの
健康保険証であれば誰しも持っているのでキャペーンの対象となりますし、健康にいいサラダうどんというのも想起しやすくなります。
とにかく何処もやっていない所を見つけ出したのが凄い。ポスターも、ユーモラス性を重視して、写真ではなくイラストを使用。それに見た人に許容させちゃう工夫が盛り込まれています。
マジに、こんな企画を考えているのかと受け取る輩も必ずいるはず。そこをユーモラス性を持たして、笑って許してねというおちゃめ感が出しているのでは成立しているんだと思います。
続いて子供連れで割引
モノはいいようと関心したのが、このキャンペーンネーミング。お子様連れだと割引される企画なのですが、そのネーミングが「生こどもクーポン」。こどもクーポンだと、よく耳にするキャンペーン企画ですが、生という所が肝。響き、見た目も全然違ったものに見えるから不思議です。
これも、差別だ、お子様が欲しいのにできない夫婦に失礼だとか、色々と後ろ向きな意見が多かったはず。そこを突き通して、企画成立させたはなまるうどんの覚悟というか、潔さは素晴らしい。
一歩間違えば、ネット上で炎上してまうリスクもあるのに・・・。そこも笑いに変えているからこそ成立しているのでしょうけど・・・
平たく言えばどれも割引
これらの企画、ひらたく言えば割引なのですが、その対象、あの手この手と変えて、かつユーモア性をプラスして提示しているところに、学ぶべき所があります。
発想の切り口としてものすごくヒントになる。例えば、徹夜続きお仕事頑張っている人には、大盛り割引。徹夜か否かは目の下のクマで判断するとか・・・
人はくすっと笑う、感動するなど感情を動かされた時に記憶に残りやすくなると言われています。
面白動画、2チャンネルで見かける感動秘話も、思い返せば今も記憶にしっかり残っています。
キャンペーン企画、キャンペーンネーミング、その全てにユーモア性が非常に大事なんだと学びました。