よくカフェや居酒屋で見かけます。
店頭ボードとはカフェや居酒屋にある黒色の黒板みたいなもの。スタッフによる手書きが盤面上に書かれているあれです。
一見、思いのたけを書き綴ったPOPに見えますが、店内に引き込む店頭ボードの法則があるとのことで記事にまとめました。
こちらの店頭ボードの書き方を法則化したのが、何と15万店以上の店舗調査し、繁盛する店頭の法則化したなかむらこころさん。では紹介していきましょう。
BACの法則
繁盛するお店の共通点として、BACがあるとのこと。
Bはブレーキ。ボードを見てもらい足を留める要素。
Aはアピール。店に入って見ようかな、買ってみようかなと相手に思わせる要素
Cはキャリー。店に入ろうかどうか迷う不安を払拭させて店に引き込む要素
とのこと。では一つひとつ事例を挙げながら紹介していきます。
ブレーキとは
ブレーキはキャッチコピーに相当する内容です。例えば限定発売、テレビで紹介されたあの有名人もご愛用などです。
アピールとは
アピールとは紹介する商品の特長、ウリとなる内容です。ショートケーキ500円では物足りないですが、有名パティシェプロデュースのショートケーキ 500円となれば、十分アピールに足る内容になります。
キャリーとは
不安を払拭する要素ですが、「クレジットカードは使えるの?」「観るだけなのに買わされないか?」といった不安要素を取り除く要素です。
試食できますとかカード払いOK、あるいは「お気軽にどうぞ」とか、この些細な言葉があるだけで入店するかしないかを大きく左右します。
NGな店頭ボード
気持ちが入りすぎて、修飾コピーがてんこ盛りだったり、あの商品もこの商品もアピールしたいということで、何がウリか伝わりにくい。
両者に共通するのは文字だらけの店頭ボードになってしまうこと。
基本店頭ボードは一瞬です。恐らく「うぁ、何が書いてあるの?」で終わってしまうでしょう。
店頭ボードを作ったら、遠めからの見え方も意識して、実際に書いてみて確認することも大事となかむらこころは言っています。
手書きPOPの強み
きれいな印刷物のPOPもいいですが、店頭POPに代表される手書きPOPは、目の前にいる一人のお客様にフォーカスしたコピーがかけるので、心に響きやすい、温かみがあるということで、チェーン店だとしても、個店ならではのらしさが出ます。
よくコンビニで、店頭スタッフによるPOPも目にします。数多のPOPがある中で、思わず目が行ってしまうのはスタッフとの距離感が近い感じを受けるから
まぁ、大概賞味期限切れ間近の商品につけられるものが多いですが、どこかスタッフの「マジで早よ、買ってよ。でないと廃棄だよ。もったいないでしょ」と聞こえてきそうな感じがします。
とにもかくにも店頭ボードを見たら、この視点で見ていこうと思います。