まさかの事故にびっくり仰天
「明日は息子とバザーに出店するから何としてでも帰らねば」。なんてことを言われたら、息子との大事な約束を叶えてあげたいと思うのは誰しも同じ。
てな訳で、自らが犠牲となって、自分の搭乗券を差し上げる。が、その飛行機が墜落して、チケットを上げた人が帰らぬ人となってしまったら・・・。
そんな実際に起こりそうなネタをテーマにした作品です。
あろうこうとか会いに行く
主人公演じるベン・アフレックはチケットを差し上げた側。家族に申し訳ないという気持ちで事故から1年を過ぎても負い目を感じる日々。
ある日、いてもたってもいられず、事故で主人を亡くした家族の元を訪れることに。もちろん素性は隠し、さも通りがかりを装い奥さんに接近。で、この奥さん役がグイネス・パウトロー。一家の大黒柱を失い、自らが仕事に出て家庭を支えているという設定。
ゴリ押しで不動産会社に就職でき、間もない頃にベン・アフレックが訪問。
ベンは思いました。家族に少しでも報えることができればと。彼は自社の引越し先オフィスの物件を彼女に依頼。これが入社間もないグイネス・パウトローにとってはかなりのドでかい仕事でしたが、無事契約に結びつき、ベン・アフレックとしても、これで少なからず、彼女ら家族に報えることができたと。
いつしか深まる恋愛感情
この引越しを機に、お互いが惹かれあい、いつしか恋人関係に。けど、ベン・アフレックは旦那様にチケットを差し上げたことはずっと伏せたまま。ただ心のモヤモヤは取れない。彼女ら家族にこれ以上、隠すことはできない。
てなわけで、意を決して事故の件を家族に話すことを決意。
グイネス・パウトローには「明日、重大な話がある」とだけ伝えて翌日となりました。
告白する前にまさかの露見
この旦那さんにチケットを差し上げる、この一部始終をベン・アフレックはホームビデオで録画していました。飲み屋で飛行機を待つ間のバーで、旦那とベン・アフレックとそして女性1名の3名で。ワキアイアイと。
で、この録画映像が、一緒にいた女性から流出し、グイネス・パウトローの知ることに。
せっかく仲良くなったのに
何も知らずにグイネス・パウトローファミリーが待つお家にお邪魔し、子供達とじゃれ合っていると何とテレビから、その時の映像が流れ出します。
子供達は「パパだっ」と狂喜乱舞。が、凍りつくベン・アフレック。そこにグイネス・パウトローが現れ、さらに凍りつきます。
ベン・アフレックが説明をしようにも、全く受け付けないグウィネス・パルトロー。
しまいには「出て行け」、「二度と顔を見せるな」と言われる始末。今までのウソが露見し、騙されてくやしいという想いが一気に爆発した格好です。
涙、涙の最後のお別れ
グウィネス・パルトローは最後に、パパが急にいなくなって不憫になった息子を思い、ベン・アフレックに最後のお別れの言葉を行ってから、この家を出て行ってと彼に伝えます。
子供達も何が起きたが理解できず、涙ぐむベン・アフレックを不思議そうな眼差しで見つめるばかり。
この作品の一番の泣けるシーンですね。
まとめ
エンディングは、ハッピィに終わるのか否かは観てのお楽しみ。それにしても自分がこの状況におかれてから、ずっと後悔に苛まれることは確か。それを吹っ切りたいという思いで家族に会うことを決意したのでしょう。
その行動力が素晴らしいです。