フィンテックの一つ、トランザクションレンディングとは

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フィンテックとは

流行語大賞にもノミネートされていたフィンテックBilling Systemサイトによれば

FinTech(フィンテック)とは金融(Finance)と技術(Technology)を組合せた造語で、ITを活用して金融、決済、財務サービスなどの世界にもたらされるイノベーションのことをいいます。

とのこと。

昨今よく耳にするクラウドファンディングもそのひとつ。ネットで資金を集めて事業の融資を募るというものですね。

今回紹介するのはフィンテックのひとつ、トランザクションレンディング。ECサイト事業者向けの融資サービスで、これがよくできていること、よくできていること。

銀行融資は断られるものの・・・

あるEC事業者が、事業拡大に伴い銀行に融資をお願いした所、あっさりと断られました。それもそのはず前年に赤字を計上し、信用面で銀行側も返済能力が厳しいと判断したのでしょう。

ただ捨てる神あれば拾う神あり。このEC事業者に次から次へと融資してくれるサイト運営者が表れます。

早速融資の申請を行った所、2日後には「融資します」の回答があり、3日後には口座に融資希望したお金が入金されるという、何ともスピーディな対応。

この融資のおかげで、このECサイト事業者は売上拡大に成功。その後数度にあたり、この融資、トランザクションレンディングを利用。銀行に頭を下げてお金を借りることもなくなった訳です。

銀行からの融資は準備が大変

このトランザクションレンディング、貸し手が審査する情報はお店の売上やネット上での評価など。

それをベースに限度額やら利率をはじくそうです。その情報はECサイトの運営会社で把握できていますから、審査も早い。

ところが銀行融資となると話は別。財務データ、収支計画書などの提出を求められ、資料づくりで時間を割かれ、どうしてもスピード感ではトランザクションレンディングには劣ってしまう。

先を行くAmazon

トランザクションレンディングで先を行くのがAmazon。何と融資の申請もしていないのに、ご丁寧に今なら○○万円まで融資できますよと通知してくれるそうです。

これもEC事業者の売上、評価を常時チェックして、これなら融資に値する会社と判断して通知をしているそうです。

逆に業績がイマイチ芳しくないとなると、この通知も当然来ない。つまり、通知の来るEC事業者はAmazonお墨付きの優良事業者ともいえますね。

まとめ

銀行、株式などの従来の資金調達から、幅が広がった資金調達の方法。

クラウドファンディング、トランザクションレンディング、いずれもネットを使ったサービスであり、今後さらに新しい方法での資金調達が開発されるのでは思った次第です。

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