ダイハードじゃないよ
潜入捜査がばれて後ろ手で身動き取れないブルース・ウィリス。誰が手引したか言わないと家族の命はないぞと凄まれ、渡されたペンでスラスラと裏切り者の名前を書いている。
が、次の瞬間、持ったペンで犯罪組織の小ボスの喉元にペンを突き刺し、奪った銃で、仲間をパンパン。あまりの手際の良さにダイハードかと錯覚しましたが、今回の主役はブルース・ウィリスではなく、その息子。
父ちゃんと同じ職場のCIAを就職先に選びました。
内勤勤めじゃつまらん。工作員にしてくれ
この息子、父と同じ工作員を希望していましたが、何故か会社の評価はイマイチで何度も試験は受けるものの、結果はペケ。
文武に優れ、度胸もあり資質的にはパーフェクトなのに、会社からは認められない。
というのも、父であるブルース・ウィリスから息子は内勤でと懇願されていたからなんです。
鬼軍曹ばりの強面のくせに、家族のことを第一に考える人間味溢れる性格にウルッと来てしまいました。
父ちゃん助けるぜよ。
会社への貢献度も高く、重要なミッションを数多くこなしてきたブルース・ウィリスでしたが、魔が差したというのか、まさかのまさか犯罪組織に人質にされちゃうという大失態を起こしてしまいます。
CIA内は上へ下への大騒動となり、彼の救出すべく作戦会議を開きます。
息子は志願するも血縁関係者は判断が鈍るということで断られてしまいます。
ならば、オフィシャルにではなく個人エージェントとして父を救出してやることを決意するのです。会社には認められていませんが、こうして念願の工作員デビューを飾ることになったのです。
力ずくの交渉術
若さゆえなのか、もう少し根回した方がいいんじゃないかと思うくらい、彼の仕事っぷりは直線的。
犯人グループがよく出入りする酒場に単身で乗り込み、犯人情報を教えろと直球勝負。
当然、酒場の連中からは怪しまれるも意に介さず、自ら喧嘩をふっかけ大乱闘がはじまいります。
伝説のエージェントの血を受け継いでいるのか、これがとにかく強い。多勢に無勢もなんのその。また一人、また1人とのしていきます。
目的の情報も半ば強引に手にし、次なる標的に向かうのでした。
まさかの大ドンデン返し
犯行グループへの情報をひとつひとつ手に入れ、彼らとの接触に成功した息子。
後は父ちゃんの救出という目前で、麻酔薬に打たれジーエンド。目を開けたら縄に縛られた父ちゃんの姿が。
が、そこから信じられない光景が起きます。
何とこの事件、父の自作自演による犯罪だったのです。
ここまでならまだしも、ここからさらに予想もつかない展開が待っています。
目まぐるしく変わる話の展開にラスト10分は釘付けになること間違いなしです。