両さんならありえるけれど
毎回、はちゃめちゃな設定で楽しませてくれるこち亀。けど、ここで取り上げた話が数十年後には現実の話になっているというのだから、秋元先生の先見の明には毎回驚かされます。
で、今回のネタが、水陸両用車がなんと来年にも海外で発売されるというのもの。
日本初ではない所に寂しさを感じますが、いずれは日本上陸もアリ得ると思います。
開発メーカーは日本
この水陸両用車を開発したのが日本人。元々はスズキの方で、二輪の技術者でした。その後、トヨタに転職して、EVカーのコムスの開発に携わっていました。
経歴を見れば、この水陸両用車が眉唾ものでないことが伺えます。
開発にいたった経緯は震災。津波で多くの方々が亡くなってしまいまいましたが、仮に水陸両用車があれば、少なくからず人命は救えたのではないかということで、開発が始まりました。
が、そう頻繁に水害が起きるものではない日本。強いて上げれば台風シーズン位。
なので、開発先を海外まで広げ、しょっちゅう水害被害の起きるタイにしました。
きっかけはタイ首相の試乗
開発段階で、バンコクのモーターショーで出展したところ、多くの人に注目され、市販化されたらぜひ買いたいという人が続出。
いかに水陸両用車の需要が高いかが証明された訳ですが、量産化まではまだまだ。
開発資金も枯渇し、市販化の道は遠のくばかりの時に、千載一遇のチャンスが転がり込んできます。
それがタイ首相の試乗。これが多くのマスコミに取り上げられ、資金援助してくれる人も現われ、軌道にのることができたのです。
これから市場に出す新商品を世に送り出すには、有名人の方を使い、マスコミに取り上げてもらうというのはどの国も同じなんですね。
その名もFOMM Concept One
こちらの水陸両用車、お名前がFOMM Concept One。全長約2.5m、全幅1.3mのコンパクトカー。しかも4人乗り。車体下部が樹脂でバスタブのような感じになっています。で、水の中をプカプカと浮くわけです。しかも水は一切入ってこない。
で、タイヤのホイール内部にある羽みたいなもので水かきをして、前に進むというもの。
水陸両用で渋滞も緩和
陸では大渋滞なのに、お隣に流れる川を見るとスカスカ。しかも信号もない。あの川を走れれば、どんなに気持ちいいだろうという思いに駆られることが何度あったことか。
悪路、オンロード、そして水の中、これこそ真のSUVだと思うんですけどね。
しかも電気自動車だから環境にも優しい。
早く日本に上陸してくれることを切に願うばかりです。