興味はあるけど、犯罪スレスレ
仕事上の知り合いや友人など接点がある人ではなく、全く知らない人がどんな仕事をしていて、家族構成はどんなでってふっと気になることが誰しもあるのでは?
僕の中では朝の電車で会う人達。全くの他人だけど、毎日顔を合わせると、多少なりとも気になる。
どんな仕事をしているのかとか、これからどこに向かっていくのかなどなど。
で、そんな素朴な興味にスポットを当てて、映画にしてしまったのが、この作品。
犯罪スレスレ?
大学の論文で見も知らない人を尾行して、その様子を克明に記録して論文にするというもの。
哲学専攻じゃないとまずこのような題材はしないでしょうけど・・・。で、彼女は街の書店で偶然で目に止まったある男性を尾行にすることに。
これって知り合いだとストーカー行為になるんでしょうけど、見も知らない人となると尾行扱いになる。けど、行為としては人が知らない中で、付け回すわけですから犯罪と言われてもいたしかないかなと。
面白いというのは率直な感想
このターゲットが、これまた尾行しがいがあるかと言うか、その生活が規格外。尾行初日そうそう、男性が立ち寄ったカフェに、女性が現れて2人の様子はいかにも怪しげ。まだ真っ昼間だと言うのに、何かイヤラシさ全開。
店を後にした2人をさらに尾行するといきなりビルの隙間に隠れて、行為に及んでしまう始末。
彼女が何度も往復しようが、熱の入った2人は全く周囲のことは入らず・・・
ということで、彼女は何と不倫している男性を尾行する羽目になってしまったのです。
人の不幸は蜜の味と言うとおり、それからは探偵ばりの尾行に手を染めていきます。
ホテルのロビーならまだしも人気の少ない客室の廊下まで足を運んだり・・・
で、結局男性にバレてしまい、厳しい説教が待っている訳ですが、その時に彼女の口からでた「面白かったから」というのは率直な感想だったのでしょう。
だんだんと不幸になっていく
そんな彼女に天罰が下ると言いますか、この尾行活動、そもそも彼氏には隠していました。
なので、彼氏には友人と遊びに行くとか言って嘘をついたり、彼からの電話を無視してみたり・・・
そんなことが何度も続くと彼女に対する不信感は膨らむばかり。
尾行活動が一段落した後、彼氏から別れようと悲しい結末が待っているのです。
とは言っても、一度ノリかけた船、とんでもない苦労したのに投げ出す訳にはいかないとばかりに、今度はターゲットを変えて尾行を開始。その相手がえっ~と言う人。
他人じゃないじゃんって突っ込みを入れたくなりますが、彼女の復讐心?なんでしょうかね。
色々な意味で楽しめる映画でした。
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