かなり先を行っていた初代aibo
初代aiboが発表された時は、さすがソニーといった感じでした。ウォークマンを初め、とにかく他社に先んじて新しいものを生み出すという企業イメージ通りあの頃は眩しいくらいに輝いてました。
その後2代目も誕生し、順風満帆かと思いましたが、ソニーショックが起きてからというもの、あまりよろしくないイメージが付きまとっていたような気がします。
で、今回の3代目となるaibo発売は、革新企業の復活を高らかに宣言したように僕には映ります。
12年振りに復活aibo
生産を打ち切ったこの約10年間。ロボット型の掃除機が発売されたりとソニーのお株を奪うような製品が発売されました。これを中の人は忸怩たる思いで見ていたことでしょう。
今回3代目となるaiboは、予約受け付けをするや否や完売という幸先の良いスタートを切りました。
来年発売の頃には、またまた世間の注目を集めることでしょう。
犬に寄せたaibo
3代目aiboは明確に犬に寄せて作ったとのこと。初代も犬という認識が強いですが、今回は、動きや振る舞いなんかも徹底して犬に寄せたとこと。
犬らしい動作を再現するため、耳やひざ、しっぼなどの可動部分はソニーが今まで培った技術が凝縮されているとのこと。
さらに目の部分には表示性能に優れた有機ELディスプレイを使い、カメラやセンサーの数も増やしています。
この10年の技術の進歩で、3代目aiboは、ロボット感なくより犬に寄せているものの、中身の最新のロボットといった感じがします。
極めつけはネットワーク通信
製品面ではかなりの進化を遂げており、それだけでも大きなアドバンテージですが、それにも増して興味を惹いたのがネットワーク通信。
ネットで繋がることで、学習機能が盛り込まれているんですね。なので、中の人いわく、一匹として同じ性格を持つaiboは存在しないとのこと。
人間が家庭環境などによって異なる人格形成がなされるように、aiboも飼い主の家族と暮らす中出、性格が形成されていくんでしょうね。
育ちの悪さが、まんま出てしまったらどうしようとちょっと不安を感じましたけど。
スピーカーの代替品に
ネットに繋がることで、今はやりのAIスピーカーに取って代わる可能性も秘めています。
無機質な筒型のスピーカーよりも表情豊かなロボットと対話した方が十分楽しめると思いますし。
ソニーもこの通信を経由したサービス力を入れいくと表明していますし、今後どのようなサービスが展開されるのか楽しみでなりません。
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