言葉だけでは真意は測りかねる・・・
相手の心の中がわかれば、仕事がどんなにスムーズに進められるものかと思ったことは多々あります。
仕事の成果をこれでもかばかりに褒めちぎってくれたと思いきや、次の仕事では厳しい言葉をかけられたり・・・。こちらに思い当たる落ち度はないけど、何か自分に対して気に食わないところでもあるのでしょう。
言葉出して言うのも、態度で察しろよと言われている気がして、なかなか聞きにくいところもあります。
こんな時に相手の心の中が読めればと・・・
で、今回のお話は、こんなドラえもん的な夢の道具に発展するかもという期待のかかるAI技術のお話です。
ほぼほぼクルマと対話
トヨタが先の東京モーターショーで出品したAIコンセプトカーがまさにそれ。ドライバーの感情を汲んで、ドライブコースを提案したり、ドライバーが眠りそうだなというを検知するというもの。
特に、この眠気検知機能は大きな目玉機能と言えます。
それはまるで、助手席の人に肩をトントンと叩かれて眠りに落ちるのを妨げてくれるというもの。
実際には、眠気が来るなという前に、音楽を流して通知してくれたりします。
運転中の睡魔というのは突然襲ってくるものでどうしても避けることができないもの。深みにハマる前に通知してくれるので場合によって、睡魔から逃れられる可能性があります。
仕組みはこんな感じ
このAIに、正常な状態と眠気に悶絶する顔の両者を認識させ、次にどちらにも取れない、難しい表情も学習させます。
そうすると眠りに落ちる前の表情に共通項を探し出し、それを持って、「あっ、この人、そろそろ眠たくなるかも」と認識して、通知を行います
真のおともだちになるかも
現状では、眠気通知だけがフィーチャーされていますが、今後は人間の喜怒哀楽の感情も学習させていくとか。
むしろ、僕的にはこっちの方が楽しみでなりません。
怒っている時は、感情もたかぶっていますから運転も荒くなり事故も起こしやすい。
そんな時に、クルマから「まぁ、まぁ、そこは大人の振る舞いを」なんて、言われちゃうと、それまでムキになっていた自分が恥ずかしくもなります。
嬉しい時、楽しい時には、共に騒いでくれたり、悲しい時には慰めてくれたりもするのでしょう。
感情が読めるって凄い
てな感じで、AIによる感情の読み込みが進めば、より小型化が実現し、感情読み取り機能付きメガネなんて製品も将来的には発売するかもしれません。
かみさんの機嫌のよしあしも把握でき、家族円満もサポートしてくれるでしょう。