うらやましいなと思っていたけど
けっして裕福ではなかった、というよりも貧乏の部類に入る我が家。なのに、教育費に関しては惜しげもなく使ってくれていました。
友達とさ夜遅くまで遊べるという理由だけで、塾通いをねだってOKをもらったり、通信教育が良さげと思えば年間費はバカにならないのにOKを出してくれたり。んで、大学にも通わせてくれました。今思うと、大変感謝の気持ちでいっぱいです。
といった感じで、親が子の将来を思い、教育費にお金を費やすのは当たり前という環境で育ってきました。少し位は、親に悪いなという気持ちはありましたけど・・・。なので、大学の授業料を負担してくれる奨学金には憧れはありましたね。
親に負担をかけずに、大学に通えるのですから。
が、こちらの制度、後に長きに渡る返済地獄が待っていようとは・・・。これを最近知ることとなり、ゾッとする思いで、この記事を書いています。
親が返済するハメに・・・
ある女性のお話。大学進学に際し、日本学生支援機構から奨学金474万円を借りました。んで、進学後に返済というのが一般的なのかはわかりませんが、彼女の場合、返済よりも生活費を稼ぐことで手いっぱい。アルバイトを掛け持ちし、何とか日々の生活を送り、無事就職へとたどり着きました。
が、この時点でも返済がまだ続いているという状態。初任給で親にプレゼントといったお給料をもらう喜びなどは一切なかったことでしょう。とにかく返済に回さないといけない訳ですから。
やっと思いで就職したものの、体調不良を起こし退社。が、奨学金の返済は400万円ほど残っている状態。結局、彼女は自己破産をすること決め、その返済は何と連帯保証人の親へと回りました。
恐らく彼女も親に迷惑をかけられないという思いから、奨学金制度を利用したとは思いますが、結果的に親に負担をかけてしまう結果になってしまったのです。
親も還暦を越え、バリバリ働けるという身でもなく、月々3万円ずつ返済をされているというのこと。
連帯保証人というワードにナニワ金融道を思い出してしまいましたが、そこまで厳しい取り立てはないものの、長きにあたり重い十字架を背負わされている気がしました。
破産予備軍は結構いるとか
社会人になってからも奨学金を返済されている方は結構いるようで、3ヶ月遺贈滞納している層で最も多いのが30-34歳。収入もそこそこある世代がこの状況。しかも社会人になって10年以上経っているのに返済が終わっていないというのですから、相当な負担になっていることでしょう。
この制度についても見直しが必要になってくるのではと思った次第です。