スケールデカすぎのストーリー展開
今回の敵はある世界的麻薬組織。これがとてつもなく賢い連中で、麻薬にウイルスを仕込ませて死に至らしめるというもの。
この麻薬を打つと、顔に青色の血管が浮き出てしばらくするとピタリとも動かない症状を引き起こし、しまいには大量の血が吹き出し死んでしまう。
けど、ちゃっかりと解毒剤も用意。この解毒剤を配布を条件に国と事を構えるというのですから、かなり肝の座った女ボスですし、なかなか切れ者。
これって一昔前に流行ったパソコンのウイルス、ランサムウェアに似ていますよね。HDDのデータに勝手に鍵をかけて解除キーが欲しければお金を払えというもの。
解毒剤を配布しなければ多くの生命が失われる。けど麻薬組織の交換条件は合法的に麻薬を認めろというもの。
ただ、そこはキングスマンという作品ならでは。
大統領の判断は、麻薬組織とは取引しない。多くの国民が死んでしまうのはやむなし。麻薬に手を染めた人たちが一掃されるのだから、それはそれで社会的には良いことと、まさかの展開。
というわけで、国が動かないのであれば、キングスマンが動くこととなったのです。
まさかのエース不在
とは言ったもの、元々少数精鋭のキングスマン。麻薬組織にメンバーリストをハッキングされ仲間が続きと殺されてしまう始末。
さらに最悪なことにエースのキングスマンが記憶喪失で自分は蝶の博士であって、キングスマンという組織のものではないと全くの役立たず状態。
そんなキングスマンの窮地を救ってくれたのが米国に本拠を構えるキングスマンの米国版組織ステイツマン。頼もしい味方が仲間に入り、解毒剤ダッシュ計画を進めることになりました。
最強ウェポン。電流ムチ
彼らと共に解毒剤生成工場に侵入し、解毒剤を入手するも、しつこい追跡に見舞われ
キングスマン達が逃げ隠れた小屋を麻薬組織の人間数十名が取り囲み四方から銃器で打ち込まれ、絶対絶命のピンチを迎えます。
その時、勇敢にも一人で外に出て、仲間たちの盾になってくれたステイツマンの男。
命を取られてもおかしくない状況で、彼の最強ウェポン、電流ムチがうなりを上げてバッタバッタと敵を倒していき、このピンチから何とか脱出することができたのです。
まさかの大どんでん返し
頼もしい味方が仲間入りしてミッションも半ば成功したかと思った矢先に、まさかの大どんでん返し。ここから見てのお楽しみ。
えっ、そっち側の人間だったということにビックリ。
最後までハラハラドキドキの作品でした。